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 私もご一家をよく知る人から聞いたことがある。個性や自分の関心事を伸ばすだけでなく、秋篠宮さまは父親として、内親王としての誇りやプライド、皇族としての自分の立場への厳しい自覚を、子供の頃からより自然な形で植え付けようとなさっていたのだと思う。それはそうだろう。ゆくゆく内親王は国民から尊敬される存在とならなければいけないのだ。

1998年11月、秋篠宮さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

「敬愛と支持」の歴史の中にいる眞子さま

 天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻など皇室の方々は、現在、多くの国民たちからの敬愛と支持を集めている。ご本人たちの努力はもちろんそうだが、上皇ご夫妻をはじめとする歴代の天皇陛下たちの弛まない努力の賜物だともいえる。そうやって築き上げられた歴史のなかにいらっしゃるということを、眞子さまには忘れてほしくないと思う。

 それでも結婚を望むなら、お二人は、正式な婚約である納采の儀をはじめとする、告期の儀や朝見の儀などの皇室の諸儀式をとどこおりなく終えて、結婚の日を迎えてほしいと願っている。納采の儀を行うためにも、小室氏は、秋篠宮さまの求めている幾つかの課題をクリアして、多くの国民の喜べる状況を一日でも早く作ってもらいたい。その意味で、彼の一層の覚悟が問われてくる。そして、眞子さまには最後の最後まで、内親王としての自覚と誇りをしっかり持ち続けてほしい。それだけをお願いしておきたい。

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