一種の“マナー”になった感すらあるマスクの着用

 愛知医科大学・福島県立医科大学・鹿児島大学の研究チームの調査で、マスクを「いつもしている」と答えた人の割合が、昨年の1割弱から7割へと大幅にアップしていることがわかった。

 現に街を歩いていても、マスクを着用していない人の方が珍しく、店舗によっては入店の際にマスクの着用が義務づけられる場合もある。

一種の“マナー”になった感すらあるマスクの着用 ©iStock.com

 感染拡大とともにマスク不足は社会問題となり、一時は高値での転売が問題化したことも記憶に新しい。需要の増加は明確で、2020年1~10月のマスク販売金額前年比はなんと425%ほど(出典:「インテージ 知る Gallery」2020年12月7日公開記事)。感染の予防はもちろん、社会的な装い、マナーの一つとしてマスク着用が当たり前になったといえる。

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