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鹿?

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「観る将」文化が一段と花開いた1年でもあった。

 例えば、話題になったのは「ファンの呼称」。“貴族”の愛称をもつ佐藤天彦九段のファンなら「領民」、豊島将之竜王のファンなら「区民」といった具合だ(ちなみに東京都豊島区の「としま区民センター」で叡王戦第5局が開催される予定だったが、残念ながらコロナ禍で中止となってしまった)。

 新たに定着しつつあるのは、斎藤慎太郎八段のファンを表す「鹿」。斎藤八段の出身地、奈良県にちなんだ名称のようだ。なお、斎藤八段は順位戦A級で初参加ながら5勝1敗と単独トップを快走している。「鹿」のみなさんにとっては、よい年越しとなりそうだ。