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「高齢出産だからこそ“世の中には鬼みたいな人もいる”って…」再々婚・上原さくら(43)が明かしたコロナ禍出産の苦悩

上原さくらインタビュー #1

note

――妊娠中の体調はいかがでしたか? 安定期までは心配だったと思います。

上原 安定期どころか、出産当日まで心配でした、最後の最後まで自分の体調とか、色々なことを含めてどうなるかわからない。なので公表するのは、すべて無事に済んでからと思っていたんです。

 でも、ブログやインタビュー記事の写真で私が太っていたので、「もしかして妊娠されているんじゃないですか」という声をたくさん頂くようになってきた。「ただ太っただけですよ」って嘘をつくのも嫌で、最後は事務所の方と相談して、臨月になってからブログで報告しました。

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夫のブログで明かした出産直前の姿(上原さくら夫公式ブログより)

「鼻からスイカが出る痛さ」というのは本当

――出産されたのは4月末。新型コロナウイルスの感染が広がりつつある時期でした。

上原 いろいろな影響がありましたね。最初の妊婦検診のときから、夫が常に仕事を調整して一緒に来てくれていて、出産にも立ち会ってくれる予定でした。高齢出産というだけでなく、単純に私自身が怖がりなので、1人で産むのは怖くて不安でした。そういう中で、常に「一緒に頑張ろう」って話し合って励ましてくれていたんです。

 3月くらいまで「旦那さんの病院への付き添いはダメですが、出産立ち会いは大丈夫」と言われていたのに、臨月になった頃には「立ち会いも禁止になりました」って言われて……。

 出産直前に急激に世の中が変化して、「陣痛がきて、夫と病院に行っても病院1階でお別れ」「次に会うのは退院するとき」と説明されて、もう産まれるという時に変更になったので、腑に落ちないというか嫌で……。

陣痛に苦しみながらブログ用に撮影された写真(上原さくら公式ブログより)

 この年齢から考えると1人しか子どもは産まないと思いますから、まさに一生に一度の瞬間。それが、コロナのせいで直前になって「夫が立ち会えず、1人で頑張らなきゃいけない」となって、最後までものすごく不安でした。だけどコロナだし、誰かに当たれることじゃないですよね。