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2020/12/19

――ウエストランドは、なぜかトップバッターのイメージが強いですよね。

井口 何かにつけてトップバッターとか、よく指名されることも多いんで、みんなも僕らをトップバッター予想しているんだと思います。もちろん、そのつもりで準備はしておかなきゃなという感じですね。

 ただまぁ、正直言えば、トップバッターは嫌ですけどね。できれば、しばらく様子はみたいので、5番とか6番くらいがいいですけど。僕らがトップバッターだったら後輩の東京ホテイソンとかが「ちょっと待った! 俺らが行きます!」って言ってほしいですけどね(笑)。

 

「全然浮かれられないし、楽観視できない」決勝の戦い

――審査員の方々を意識したりはしますか?

井口 そこは考えてもしょうがない部分だと思います。でも、すごい方々なんで、そういう人になんて言ってもらえるんだろうというのは楽しみですね。上沼さんに怒られる、とか言われるんですけど、今年は怒られそうなやつしか決勝にいないので。全員怒られるかもしれないですし(笑)。「なんだこの大会!」ってブチ切れる可能性もありますよ。

――昨年がM-1史上もっともおもしろい回と言われていましたが、違う意味でおもしろい回になりそうですね。決勝当日も、もう間もなくですか、今のお気持ちを教えてください。

井口 正直、決勝進出したからといって、「ウェーイ」とか全然浮かれられないし、楽観視できないんですよ。ファンの方からも、「井口があまりにも浮かれていなすぎる」と言われるくらい。

 吉本さん以外のコンビも3組いるし、錦鯉さんが49歳と42歳で、東京ホテイソンが25歳とかでしょ。普通に考えれば、僕らが一番何もないんですよ。決勝戦に行く前までは、行ってしまえばなんとかなるだろうって思ってましたけど、ここからどう戦っていくかを考えると不安ですね。

 

――決勝進出はあくまでスタートラインに立っただけということですかね?

井口 そうですね。僕らは『いいとも』とか出させてもらって、何にもなっていないというのも経験しているので。なんなら、『いいとも』なんてM-1優勝したような人たちが出る番組ですからね。今回のチャンスでも何も結果残せなかったら、また8年くらい潜らなきゃいけないっていう恐怖心が、すごいでかいんですよ。

 今まではM-1の決勝戦さえ出られれば売れるという風に思えていたのが、決勝戦に出ると、その言い訳ができなくなっちゃうんですよ。これが結構、しんどいんですよ。