昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

一着でも多くお洋服を着たおかげでいいポーズが出来ている

――着替えの早さってそんなに差が出るものなんですか?

高垣 私は撮影したあと、更衣室のカーテンの中に入る前に歩きながらボタンは全部あけちゃうようになりました。そうじゃないともう間に合わなくて。ヘアメイクも崩れるので、ヘアメイクさんもすごい速さで直してくれていました。今はもうそういう慌ただしい撮影現場はないけれど、若い頃に経験して良かったなと思います。

 今、「STORY」で一緒にやらせてもらっている畑野ひろ子さんとよくお話しするのは、やっぱりあの時たくさんお洋服を着た事って今につながっているよねということ。一着でも多くお洋服を着たおかげでいいポーズが出来ているって感じています。

©文藝春秋

――壮絶な現場ですね。

高垣 それに当時はまだデジタルカメラじゃなくて、フィルムの時代だったんです。だからまずポラロイドカメラでテスト撮影をして、ポラを手のひらで温めて剥がしてチェックして……。そういう時間もかかりました。

 でも現場で撮ったポラをもらえるのがすごく嬉しかったなー。いただいたポラは、ポストカードとかを入れるビニールポケットに入れて、自分の部屋に飾っていました。

初めてのオーディションで起きた号泣事件

――20代前半にはもう第一線で活躍されていましたよね。

スタッフ でも号泣事件もあったんだよね?

高垣 ふふ、ありました(笑)。初めてのオーディションは15歳の時。CMのオーディションでした。緊張して、自分の名前を言ったら泣いちゃって。そしたら他にそんな人いないから印象に残ったのか、受かっちゃったんです。

©文藝春秋

 実は「プチセブン」での初めての撮影でも、「笑って」と言うカメラマンに、「人がいっぱいいるから緊張して笑えないです」って生意気なことを言っちゃったり。それなのに緊張しないようにと囲いを作ってくれて、カメラマンと2人きりにしてくれたんです。26年前のことですが、今でも鮮明に覚えていますし、心遣いに感謝しています。