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「話さなきゃいけないことない?」優等生だった現役早大生AV女優(20)が“親バレ”した瞬間

渡辺まおさんインタビュー #1

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ーーでも、最近の深田えいみさんのご活躍なんかを見ていると、AV女優をやりながらSNSをやらないという選択肢を選ぶのは、なかなか難しいのでは。

渡辺 いまや必須ツールですよね。いろんな女優さんがいて、しかも女優を1人だけじゃなく、複数人推すファンが多い業界だからこそ、自分の強みや個性を出していくにもSNSってすごく大事になってきているなと感じます。作品を出せば勝手にサイトで売れるというよりは、自分で売り込みに行かないとファンが振り向いてくれない時代になったのかな。

 深田さんもそうですが、AV入りじゃないファンが増えるのはSNSのいいところだなと思います。

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©文藝春秋

インスタとTwitter、異なる戦略

ーー渡辺さんは何かSNS戦略はありますか。

渡辺 全然ないです(笑)。今まではプライベートを発信することは苦手で、どちらかというと見る専門でした。自分の中で「こういうイメージで行こう」というのは一応あるけど、毎日試行錯誤しています。結局「今日めっちゃ自撮り盛れた!」みたいなのを上げても反応されるのはよくわからない違う写真だったり。なかなか読めないですね。

ーーインスタとTwitterでテイストが結構違うのは、戦略なのかな、と思ったのですが。

渡辺 そうですね。結局Twitterだけ見ていればいいや、インスタだけ見ていればいいやってなったら面白くないなと思って。どっちかだけにファンが偏ってもな、と思うので、Twitterは出演作品やイベント情報などAV女優としての“エロ”の側面を出していて、逆にインスタでは日常の写真やストーリーなど大学生としての側面を出しています。

 Twitterでは様々な世代のAVファンに向けて、インスタではAVをあまり見たことがない、または買ったことがない層をつかめるようにしています。

instagramでは私生活を載せる渡辺まお

ーーやはり戦略があるのですね。

渡辺 インスタは拡散されない分、好きなことを書けて楽だなという印象があります。Twitterは、鍵アカから引用リツイートされているのを見ると、この人何書いているんだろうってやっぱり気になってしまいます。なかなか難しいですね。

 デビューした当初は躍起になって、フォロワー数をどう増やそうとかいろいろ考えていたんですけど、最近は気楽にやっていこうと思っています。自分がストレスになってSNSって嫌だなと思う方がマイナスな気がするので。