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横浜の住宅街に日本屈指の“スーパーマーケット天国”が…「港北ニュータウン」の魅力を徹底ルポ!

2021/02/20
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 安さと楽しさを提供する独自路線の商法で快進撃を続けるロピア。その勢いでセンター北駅にも出店を果たしました。

「生鮮品の返品は鮮度劣化、安全上の問題により受け付けしかねます」と店内張り紙に明記されるなど、楽しむにはそれ相応の覚悟が必要なようですが、それでも週末は「レジの行列もロピア名物」と言われるほどの大人気ぶりです。支払いは現金のみなので、訪店の際はお気をつけを。

終電後が閉店時間! 超コンビニエンスな秘密とは? 「そうてつローゼン センター南駅前店」

駅の改札からタクシーやバス乗り場に向かう出口への通路に面している「そうてつローゼン センター南駅前店」

 2015年3月に「センター南駅」の改札階に直結したビルにオープンした「そうてつローゼン センター南駅前店」。営業時間は朝6時から終電後までと、さすが鉄道系スーパーです。スーパーとしては小さめの店舗ながら、駅直結の立地を生かした売場づくりで超コンビニエンスな店舗を創造しており、毎日寄っても飽きない仕掛けが随所に隠されています。

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1店舗で2度美味しい! 朝夕で違う顔

取材中もその手が止まることがない、フェイシング管理(商品陳列)の鬼、持田龍己店長

 通常は店の奥にある惣菜売り場を昼と夕方は通路から見えるよう、手際よく店の正面に売り場を変更しているのは持田龍己店長。

「駅の利用客や仕事帰りの人が短時間で買い物することが多いため、店の奥まで行かずに入口付近で弁当惣菜を選んだら、入って右手のレジに進んで最短の距離で通路に戻れるよう動線をつくっています」

店の正面に、朝は新鮮野菜、夕方はできたての温かな弁当惣菜が並ぶ

 朝はスーパーのセオリーどおり、正面に野菜が並びますが、時間帯で弁当惣菜コーナーに変身させるため、朝と夕方では通路に見せる顔が代わっているというわけです。

どうしても逃れられない、週替わり「魔のコーナー」に引き寄せられる

週替わりの一押し商品陳列コーナーが入口から奥へ誘う(写真左)。この週は愛媛の人気ご当地スイーツを完売(写真右)

 入口からストレートに伸びる通路の先にちょこっとだけ見えるのは、週替わりの1品を陳列するコーナー。入手困難なご当地スイーツや、魅惑の新商品を週に1品ずつ紹介。素通りできる道理がありません。

 小さくても利便性と知恵で人気の店舗、センター南駅直結の「そうてつローゼンセンター南駅前店」。ぜひ、朝と夕方の2つの顔を見ていってください。

港北ニュータウンはなぜこれほどまでの「スーパー天国」に?

 その他、馴染みの客が求めるこだわりの食の品揃えが魅力「食品館あおば センター南駅前店」、グルメシティ時代からの根強いファンが多いイオン系列の「ダイエー 港北みなも店」、「お弁当お惣菜大賞2021」で入賞した煮込みハンバーグをはじめとした惣菜自慢のスーパー「東急ストア センター北駅前店」……。さらに少し離れた場所には「スーパー三和 港北店」、「オリンピック 港北ニュータウン店」、「業務スーパー 仲町台店」、「ビッグヨーサン 横浜都筑店」、「ヨークマート 港北店」……。数多くのスーパーマーケットが港北ニュータウンには密集しています。