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「医療用マスクというのは、本来、数時間の手術または診察に使われることを前提に作られていて、その効果は4〜6時間と言われています。これは、不織布が湿気を吸うことによって静電気が発生しづらくなり、異物の捕集能力が落ちてしまうから。

 また、台湾製の多くの不織布マスクは保存可能期限が5年となっていますが、フィルター機能は、それぞれの品質や保存状態によってどんどん低下していきます。特に紙の箱に入ったままでの保存は湿気によるダメージが大。

 対して、ePTFE膜の微細な穴に異物を引っ掛ける形で濾過するAirlloマスクには、こうした弱点はありません。製品化したのが10年前なので、それ以上遡ったデータを示すことはできませんが、少なくとも10年は機能が持続することがわかっています。

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 また、大気汚染から身を守ることを想定して作られており、1日中の着用が可能な快適さを実現しているのも、コロナ禍での使用に適しているといえますね」

 そう語るのは、元點科技有限公司・CEOの李子赫(スタン・リー)氏。聞けば聞くほど、一般的なメディカルマスクとの次元の違いに圧倒されてしまうが、Airlloマスクのすごさは、これだけではない。

洗うことで1週間使えて環境にやさしく、リーズナブル

Airlloマスクなら、1カ月の消費枚数は4枚で済む。無地の1枚あたりの価格は270円だが、性能を考えたらコスパの良さは十分だ。

「Airlloマスクは、手洗い、またはアルコール消毒をすることで1週間使えるのも大きな特徴です。1日の終わりに石鹸水で汚れを落として水ですすいで完全に乾かす、あるいはアルコールを表と裏の全体が濡れるまで噴霧して乾かす。この方法でリユースすることができ、1週間使ったら新しいものと交換することを推奨しています。

 世界中がコロナ禍にあり、マスクが不可欠な生活となっている今、1日1枚の使い捨てだとしても、環境への負荷は相当なもの。コロナ禍が長引けば長引くほど、リユーザブルなマスクが果たす役割が大きくなっていくのではないでしょうか」(スタン・リー氏)