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「国民が何を求め、自分はどんなふうに役に立てるのか。そもそも必要とされているのか――。調子が優れなかった時期のように、悪い方向に思考がめぐってしまうようです。
とりわけ心を痛めたのが、コロナ禍で苦しんでいる人たちが数多くいることでした。報道などで続々と苦境を知るなかで、直接声をかけたり、話を聞いたりできないことに思い悩んでいらっしゃるようにお見受けします」(宮内庁関係者)
不祥事続きの皇宮警察にストレスも
先日、皇宮警察の警視正だった男性が、2人の女性と不倫関係にあったうえ、そのうち1人を赤坂御用地に必要な手続きをしないままに出入りさせたことが文春オンラインの報道で発覚した。皇宮警察は減給6か月の懲戒処分とし、男性は依願退職する事態となった。
「赤坂御用地は、天皇ご一家らのお住まいがあります。今年成人を迎える愛子さまがいらっしゃるだけに、雅子さまも内心穏やかではない様子とうかがっています」(別の侍従職関係者)
皇宮警察は皇族方のそばに仕える立場。それなのに、昨今は不祥事続きだ。
昨年3月には、警察学校の校長、教官が未成年の新任護衛官とたびたび飲酒していたことが判明した。実習場所の栃木・那須御用邸の敷地内では、飲酒し、そのさなかに男女が別室でわいせつ行為に及んでいた。
さらに、天皇ご一家を担当する男性護衛官が同2月、出張先で、女性護衛官の入浴をのぞき見していた。
「こうした“ハレンチ”な行動は、雅子さまが最もお嫌いな不祥事でしょう。昨年のこれらの案件には、いまだにお怒りだと聞きます。それに加えて今回のスキャンダル。皇宮警察の幹部は信頼回復できるのか、頭を痛めているようです」(同前)