「男性会員はVIPしかいない。1晩100万円は普通なんです」
「FRIDAY」の記事には「国内に複数のクラブを構える業界歴28年の敏腕経営者」として倉科氏が登場し、「IR関連の富裕層に向けた『●●(※本記事では超高級交際クラブ「P」)』というクラブを横浜でオープンする予定です。セット料金は無料ですが、入会金は1000万円、女性のギャラは100万円から。これでも十分に採算は取れると見込んでいます」と語っている。
A子さんが続ける。
「しかもY子さんが『私、●●●●の愛人だったの』と言って、すでに亡くなっている大御所芸能人とのツーショット写真を差し出したんです。倉科さんからも『うちのクラブの男性会員は●●●●さんみたいなVIPしかいない。1晩100万円は普通なんです』と言われ、その場では素直にすごいなと思いました」
「あなたは最低でも30万円は貰える才能がある」
しかし、あまりに高額な“パパ活”の儲け話にA子さんは戸惑った。そこへ倉科氏はこう畳みかけたのだという。
「以前、交際クラブに登録していたときは1回のお手当が8万円だったと伝えました。すると倉科さんが『あなたは最低でも30万円は貰える才能があるから、僕らで面倒を見て、そのレベルまで持っていく』とおっしゃったんです。そのレベルの女性になったら倉科さんが所有する超高級交際クラブ『P』の男性会員を紹介するから、それまでは他の交際クラブに登録し修行をするようにと。その間は倉科さんがパパへの対応や金額交渉の仕方などをアドバイスするとも言っていた。そうして話がどんどん進んでいきました」
倉科氏は「そのためには登録が必要で、会費は月額1万円の前払い。半年契約か1年契約を選べ」と迫った。「会費はX子とY子が交際クラブにA子さんを売り込むための事務手数料だ」と説明されたという。
「交際クラブでは女性がお金を支払うことがないので疑問を感じたのですが、倉科さんは『ここまできて登録しないのは、勿体ないでしょ?』と。断ろうとしても『すぐ決めない人はどうせやらないよ。そうだよね?』などと返される。倉科さんは否定しづらいことを疑問形で聞いてくるので、それに曖昧に合わせていると、私がこの契約をしたいと思っているかのような会話になってしまうんです。それに倉科さんは有無を言わせぬ高圧的な雰囲気もあって怖かった。登録しないと帰れないんじゃないかと焦ってしまって……」
高級ホテルのロビーで白スーツの男と2人の美女と対面するという非日常的な状況も手伝ってか、A子さんは追い詰められていった。
「だから、美味しい話だしと自分に言い聞かせて『最初は半年の契約にしようかと思ってます』と伝えました。しかし倉科さんから『半年だと時間的に足りないし、半年にしたら1年に延長することができないので、1年がおすすめだ』と押され、半ば強制的に1年契約を結ぶことになってしまいました」