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「裸になって女の真似をしろ」白スーツの男と美女に“性的講習”を……20代女子学生が“高級交際クラブ”の実態を告発《証拠LINE》

「裸になって女の真似をしろ」白スーツの男と美女に“性的講習”を……20代女子学生が“高級交際クラブ”の実態を告発《証拠LINE》

“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #1

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「避妊具をしないでパパから追加のお金を取るんだ」

「ユニットバスを出ると、倉科さんはそのままベッドに寝そべりました。そして『右側をX子がやるから、それに倣って左側で同じことをしろ』と言われ、肩から胸、そのまま足の方まで舐めさせられ、そしてまた陰部まで……。その後もX子さんがすることを真似させられました」

 10分ほど倉科氏の体を舐めるという“講習”が続き、A子さんの順番が終わったところで、X子氏がおもむろに倉科氏に馬乗りになったという。

「フリとかではなく、本当に挿入していて、しかも倉科さんは避妊具をつけていなかった。ゾッとしました。しばらくしたら倉科さんに『X子に続いてやれ』と命令されました。避妊具をつけずにするのは嫌だと拒否したのですが、倉科さんに『パパ活の時は、ゴムをしないでパパから追加のお金を取るんだ』と言われてそのまま……。『うちのクラブは月に2回性病検査をしている裕福な男性しかいないから、性病は心配ない』と説明されましたが、それで不安が払しょくされるわけありません。気持ち悪かったです」

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 その後も倉科氏の“講習”はエスカレートしていった。

「『X子とキスをして、レズプレイで男性を興奮させろ』とも言われました。嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、とにかく早くこの場からいなくなりたい一心で、ひたすら指示を聞いて早く終わらせようと思っていました」

 そして、“講習”は唐突に終わった。

「しばらくすると『君はもういいよ』と、倉科さんが果てる前に終了しました。上手いから大丈夫、といったような妙にポジティブな言葉をかけられて終わったのだと思います。その後、シャワーを浴びて、次はいくつかの交際クラブに登録へ行くということで解散しました。この時、足を踏み入れてはいけない世界だったなと激しく後悔していました」

パパ活の後、横浜駅の改札前で倉科氏に6万円を手渡し

 その後、倉科氏から「実践経験を積むため」と言われ、まずは交際クラブ「S」に登録させられた。ここで実績をつくれば、倉科氏が経営する超高級交際クラブ「P」の会員になれるという約束だった。

「パパ(※交際クラブの男性会員)と会う前後には必ず《今からです》《終わりました》などと倉科さんにLINEで報告を求められました。終了報告をすると《ではお手当の30%なので6万円を手渡しで受け取ります》と返事がきて、横浜駅の改札前で倉科さんに6万円を手渡ししていました。3月2日から、計2人のパパに会ったので、倉科さんには計6万3千円を渡しています。でも年会費を支払っているし、毎回お手当からこんな額をなぜ支払わなければいけないのかと、倉科さんへの疑念が高まっていきました」

“お手当”の30%を渡しに行く際の倉科氏とのやりとり(3月5日)

 A子さんが倉科氏に「ハメられたと確信した」のは3月8日だった。