私は、一番多い年で年間延べ255人の女性に施術した経験があります。毎日毎日、女性の裸を見ていると完全に見慣れてしまい、性的興奮を感じなくなってきます。胸を触っているのに、二の腕を触っているのと同じ感覚になっている自分がいます。
あるとき、家の押入れから、10年前にお気に入りだった成人雑誌が出てきたことがありました。私は、その雑誌を見て愕然としました。このヌード写真のどこに性的興奮を感じていたのか分からないのです。女性の裸を見すぎると、胸の大きい小さい、痩せているもしくはぽっちゃりなどの違いはあれど、皆同じに見えてきます。
また、何百人もの女性の身体を触っているうちに、その女性がどんな男性と性行為をしてきたか分かるようになりました。経験人数が豊富な女性の中には、男性本位の性行為ばかりを経験していて、人数は多いのだけど身体が開発されていない人も見受けられました。
反対に、経験人数は少ない女性でも、男性が尽くすタイプだと身体が開発されており感度が高いです。男性が自分の欲望を満たすために性行為をしているか、相手を思ってしているかで女性の身体の感度の成長度合いは異なります。
さらに、膣に指を入れると、直近の性交履歴が分かるようにもなりました。その話を女性にすると、「こわ!」とひかれます。
セラピストへのお金の渡し方
女性が性の対価としてセラピストにお金を渡す時の仕草は、一人一人異なります。
財布からお札をとり出して支払いをする女性が4割、残りの6割の女性は封筒に新札を入れて支払われます。封筒も落ち着いた雰囲気のものから、可愛らしい封筒、高級そうな封筒、カラフルな封筒と様々です。封筒からもその人らしさが垣間見えます。
施術前にお客さんから「私の身体をよろしくお願いします」との言葉と、封筒に入った新札を受け取ると、背筋が伸び「喜んでもらえるように頑張ろう」との気持ちが強くなります。また、施術後にお代と一緒に一筆箋に施術後の気持ちを書いて渡される人もいます。同じお金なのに、財布からむき出しでもらうよりも何倍も価値が上がる気がします。