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女性は「完全犯罪者」

 男性の浮気はすぐにバレますが、女性の浮気はバレにくいというのは定説です。妻の異変に夫は気づかないことが多いです。ただし、家の中にはその女性の異変に敏感に気づく要注意人物がいます。それは、同性である娘さんです。

 風俗利用の日、小学生の娘に「お母さん、今日何かあるの?」と聞かれ「ドキッ」としたと、何人もの人が語っています。女性は小学生だろうと、女の鋭い勘と観察力を持っているようです。一方、夫は全く気づかない。髪の毛を切っても気づきません。

(写真はイメージ)©iStock.com

 もう一つ、夫に内緒で女性向け風俗を利用するという「完全犯罪」を試みる女性にとって、夫や娘以上に厄介な天敵がいます。それは、パソコンやスマホなどの電子機器です。

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 私のところに、1年に1件くらい男性からの連絡が入ります。連絡の主は、お客さんの夫です。スマホの扱いに不慣れな女性が、何かの拍子にメールの履歴を夫に見られてしまい、利用がバレてしまうことがあります。そのため、用心深い女性は、私とのやり取りのメールをすぐに削除しています。また、夫とスマホのGPSで居場所をお互い分かるようにしている方が、そのGPSを切り忘れたりすることも……。

 私の立場は風俗店であり、不倫相手ではないので訴訟には至りませんが、これがお店でなかったらと思うとゾッとします。また、使い捨てのメールアドレスではなく、フルネームの入ったメールアドレスでやり取りをしている女性もいます。「完全犯罪者」の女性でも個人情報の扱いは苦手な人が多いです。

3年続くセラピストはごくわずか

 女性向け風俗の業界では、3年以内に廃業するセラピストが多いです。その理由は主に次のようなものです。

(1) やってみて満足したから
(2) お客さんとトラブルになってしまったから
(3) 会社にバレそうになったから
(4) 妻・彼女にバレてしまったから
(5) 性病に感染したから
(6) お客さんが全然とれなかったから

 ほとんどが副業セラピストなので、恐らく(1)の満足したという人が多いのではないでしょうか。女性の心と身体を扱うため、難易度の高いハイリスクな仕事だと感じます。

(2)のようにお客さんがストーカーになってしまった話もしばしば耳にします。

(3)に関しては、女性向け風俗の仕事だけをしている人は少ないです。

(4)の、既婚者のセラピストが妻にバレた話もよく聞きます。

(5)については、私も性病でお客さんに迷惑をかけた際に辞めるか続けるか悩みましたが、性交痛や感じないことで悩んでいる人たちに後押しされて再開した経緯があります。

 始めてみたけれど、お客さんが一人もとれなかったという(6)にあたる話もよく聞きます。

【前編を読む】「最も多いお客さんは43歳」「色々な男性にちやほやされたい」風俗サービスに通う女性の“意外な特徴”