24位「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系・1977~1998)
月1回のスペシャル番組として放送されていたザ・ドリフターズのコント番組です。代表的なコントは、銭湯や病院などでいかりや長介がメンバーたちに酷い目に遭わされ、最後に「だめだこりゃ」で締める「もしものコーナー」。他にも高木ブー、仲本工事、いかりやをフューチャーした音楽コント「雷様」が人気でした。1998年以降は総集編が中心となりましたが、2003年にオープニングとエンディングの映像を約20年ぶりに再撮。翌年にいかりやが亡くなったため、5人ドリフの仕事はこれが最後となりました。
「『全員集合』がファミリー向けとすれば、ちょっと大人のテイストが入ったのが『ドリフ大爆笑』。『もしも』のコーナーは、サラリーマンや夫婦の悲哀を感じることができた」(62・女性)
「今のバラエティよりもレベルが高くて面白い。今では考えられないようなゲストがコントに参加しているのもすごい」(43・女性)
「とにかくおかしかった。ギャグの考案が大変だなーと感心した」(72・男性)
「毎週やっている『全員集合』より希少性を感じていた。『もしも』シリーズなどは、出オチの高木ブー、老人の志村けんと、だいたい展開はわかっているのに様式美として楽しんでいた。由紀さおり、沢田研二らゲストとの共演も良かった」(46・女性)
「様々な芸能人が面白さを引き出してもらっていた番組」(43・男性)
23位「欽ちゃんのどこまでやるの!」(テレビ朝日系・1976~1986)
萩本欽一、真屋順子夫妻とその子供たちの日常を追った公開録画のホームコメディです。長男役は見栄晴、その妹役の三つ子に高部知子、倉沢淳美、高橋真美をキャスティング。後に三つ子は「わらべ」という音楽ユニットを組み、大ヒット曲『めだかの兄妹』をリリースしました。
「出演者の見た目とコントやるときのギャップがたまらなく面白かった!」(61・男性)
「幼少の頃、家族と観た楽しい番組。欽ちゃんの番組は家庭を明るく、幸せで嬉しい気持ちにさせてくれた。明治生まれのひいおばあさんと物心ついたばかりの曾孫が同じテレビを見て笑えた。こんなに楽しさに満ち溢れたバラエティ番組を家族揃って笑える夜を過ごせた時代は幸せだった。今思い返しても欽ちゃんの、視聴者に対する愛情を感じる」(44・女性)
「コント55号のコントもいいけど、誰も傷つけない、下ネタはやらないコントだった。欽ちゃんの人を引き出す術もお見事」(60・男性)
「ほのぼのしてて、温かくて、自分のファンの歌手が出てる時は、すごく楽しみに見てた気がします」(73・女性)
「欽ちゃんと真屋さんとの掛け合いというか、やりとりがほんとうにほのぼのしていて、かつ笑わせていただいて、毎週楽しみにしていました。見栄晴の名前募集の際、落選した名前候補の中にあった名前が気になり、その名前をもじって長女の名前としました」(66・男性)