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2021/06/21

新居にアクリルケースに入った「ニシキヘビ」が

 もっとも、上には上があるものだ。ウェブ関係の仕事をしている宇田美都子さん(仮名、34歳)は、現在の夫と結婚したとき、夫の取引先からトンデモない生き物を結婚祝いとしてもらったことがある。

「全長1mくらいのボールパイソン(ニシキヘビ)です。もともと夫が爬虫類好きなんですが、私はヘビやトカゲが嫌い。でも、夫と仲が良い取引先の人はそんな事情を知らなかったらしく……。新居にアクリルのケージに入ったニシキヘビがやってきたときは悲鳴を上げました」

 しかし、いくら爬虫類が嫌いでも、一度プレゼントされたヘビを近所に捨てたりしたら大変なことになる。先日も横浜でニシキヘビが逃げて大騒動になったばかりだ。

「そこで仕方なくリビングの片隅に囲いを作り、私の目に触れないようにヘビを飼うことになりました。ただ、ニシキヘビの餌って冷凍したマウスなんですよ。冷蔵庫の冷凍室を開けると、常にフリーザーパックに入ったマウスが目に入る。それが本当に嫌でした。死んだ動物と食べ物を一緒に保管するなんて信じられない。

©️iStock.com

 結局、子どもが生まれたのと、ヘビが大きくなりすぎたこともあり、数年後に専門業者に買い取ってもらいました。夫に任せたので金額はわかりませんが、ヘビは大きいほど買取価格も上がるらしく、けっこうな金額になったみたいです。これも一種のご祝儀ですね。でも、ヘビのおかげで嫌な思いを散々したので、得したとは全然思えません」