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「ボツになった扉絵をTwitterで…」「2週間で質問4000件以上」 《神光臨》漫画家・高橋留美子さんが公式Twitterを開設したワケ

森脇健人さんインタビュー#1

2021/07/04

genre : エンタメ, 読書

 6月1日に開設された漫画家・高橋留美子さんの公式Twitter「高橋留美子情報」が話題だ。アカウント開設を知らせる投稿には「神がTwitterを始めた」「高橋先生がTwitterに降臨」など熱狂的な歓迎ツイートが飛び交っている。公式アカウント開設の経緯について、『週刊少年サンデー』編集部で高橋留美子さんの担当編集の「モリケン」さんこと、森脇健人さんにお話をお聞きした。(全2回の1回目。後編を読む)

『MAO』が表紙を飾った『週刊少年サンデー』を持つ森脇健人さん

試験的に始めたQ&Aの反響

──高橋留美子さんのTwitter開設おめでとうございます。いままで公式アカウントがなかったことにむしろ驚きました。なぜいま、開設されたのですか。

森脇 コロナ禍で書店に足を運ぶ人が減り、高橋先生の作品と読者の接点が少なくなってしまった、ということがあります。

 もともと僕が「モリケン/週刊少年サンデー編集部」というアカウント名で高橋先生の情報もつぶやいていたんですが、ただの編集者なので、当然フォロワー数は多くありません。「単行本の発売や、連載に関する情報をもっと多くの方にお届けできるといいですよね。Twitterを開設しましょうか」と高橋先生に相談したら、「こういう時代なので、やってくださるなら協力します」とご快諾いただき、公式アカウントを開設することになりました。

 去年の4月にはじめての緊急事態宣言が出たときに、「読者のために何かできないか」と、先生が読者からの質問に答えるという企画をTwitterで行ったことがあったんです。僕のアカウントで試験的にQ&Aを展開したんですが、それがむちゃくちゃ反応がよくて。

「僕なんかがつぶやくよりも、先生がやった方が絶対にいいはずだ」と語る森脇さん

 お寄せいただいた質問のなかから30問くらいにお答えいただき、1日に2個ずつ僕が投稿していたんですが、担当している僕も毎回心をつかまれるような回答ばかりで、これは僕なんかがつぶやくよりも、先生がやった方が絶対にいいはずだと。そこから公式アカウント開設を検討し始めたという経緯もあります。