亜美 私たちはあまり約束事とかはないんですけど、しいて上げるとすれば、どっちかが辞めたいとか、PUFFYをやってても面白くないなって思ったときは、もう、それは相手に告げて、言われた方も「分かった」って言って解散しようと決めてるんです。今のところそれがないので、ずっと楽しいままなんですよね。
――それはデビューしたときに決められたのですか。
やっぱり「楽しいこと」をやりたい
亜美 いつ決めたんだろう。結構始めの頃だよね。
由美 やっぱり楽しいことをやりたいじゃないですか。大変なことが10個あっても、それは楽しいこと1個をやるために必要なものならいいんです。大きくひっくるめて、1個の楽しいことだと考えられるんで。でも、そもそも楽しいことがないならやっている意味ないよね、と。なんとなくそういう話をしたのかな。
――とはいえ、25年間楽しいことがあり続けるというのは、それはそれで凄いことだと思うんですよね。どうしたら、そんなに楽しいことが続くんでしょう……?
亜美 いや、楽しくないことももちろんあるんです。でもそれは、さっき由美ちゃんが言ったみたいに、楽しいこと1個のために必要なものなのかもしれないし、あと、もしやってみてダメだったら断れるっていうルールも決めたんです。ただやりたくないから嫌ですっていうのは大人が納得しなかったけど、1回やってみた上で無理でした、は言えるだろうと。
だから、始めからノーは言わないでおこうというのもあるんです。そうして厳選して、積み重なって出来た「楽しいこと」を今もやらせてもらってる感じですかね。あとは、私、由美ちゃんと遊んでるの楽しいので(笑)。だから続いているんだと思います。
「グラビアとかなかったね(笑)」
――では始めからNGは決めずに、オファーが来たものはとりあえずやってみる?
由美 そうですね。水着になれとか言われなかったので、これまで嫌なこともなかったのかな。
亜美 グラビアとかなかったね(笑)。おかしいなぁ。
由美 でも二人だから……ひとりだと許容範囲って限られるけど、二人だと広がるじゃないですか。だからもしすごく苦手なことがあっても、どちらかが補えば何とか形になるのかなって。
――そこがやっぱりお二人でやる強みにも繋がっていくんでしょうか。
亜美 そうですね。もう全員に勧めたいよね、二人組って。
由美 三人だとちょっと割れるんですよ、二、一になってね。
亜美 あの子には言ったのに、私には言ってないみたいな。