(9)倒壊した仏像と焼け野原の長崎
1945年9月24日、被爆6週間後の長崎で、焼け焦げた仏像が原野を見つめる。
(10)戦争犯罪人とされた日本兵
1945年9月29日、香港のスタンレー刑務所への移送を待つ、戦争犯罪人とされた日本兵たち。
【前編を読む】強制収容所で体操する少女、体を丸めてうなだれる日本人捕虜…AIとのカラー化で甦った驚愕の“戦前・戦中写真”10選
INFORMATION
今夏、長崎市立図書館、川崎市平和館、枚方市立中央図書館にて『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』から選ばれたカラー化写真の展覧会が開催された(川崎市平和館の展示は今月26日まで開催中)。
また広島市立中央図書館にて、9月20日まで開催中の企画展「ヒロシマを伝える被爆建物」では、本書の刊行後にカラー化を行った、鈴木六郎氏撮影(鈴木恒昭氏提供)の未収録写真が展示されている。
現在、庭田氏は、音楽とカラー化写真のコラボレーションにも取り組んでいる。8月1日・2日にオンライン・イベントを行い、シンガーソングライターHIPPY氏、ピアニストはらかなこ氏と共に制作した楽曲「Color of Memory 〜記憶の色〜」を発表。庭田氏は初めて作詞とコーラスにも挑戦。8月15日には、達富航平氏撮影・編集のMVが公開された。
1日は、「被爆一年後の焼け跡を見つめるカップル」が撮影された福屋百貨店の屋上レストランから生配信を行い、渡邉氏と光文社の担当編集者・高橋恒星氏、庭田氏の鼎談も実現した。
2日は、「記憶の解凍」の取り組みが始まった広島平和記念公園(かつての中島地区)を一望できる、おりづるタワーからPEACE LIVEを行い、新曲も生演奏した。
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