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戦時下の沖縄では「捕虜日本兵」と「従軍看護師」の結婚式が…カラー化した写真で振り返る第二次世界大戦の“リアル”

『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』より #2

 1945年8月15日、日本における第二次世界大戦が終戦した。あれから76年。当時の“リアル”な戦中・戦後を貴重な写真とともに振り返る――。

 ここでは、「平和教育の教育空間」について実践と研究を進める庭田杏珠氏(東京大学学生)と、デジタルアーカイブを研究する渡邉英徳氏(東京大学大学院教授)が取り組む「記憶の解凍」によってカラー化された当時の写真を収めた写真集『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社新書)の一部を抜粋。戦中から終戦後にかけて撮影された写真を一挙掲載する。(全2回の2回目/前編を読む)

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(1)神戸大空襲後の街並み

 1945年3月17日、神戸大空襲。約3万4000発の焼夷弾が投下され、神戸市西部の約6万5000戸が全焼、2598人が犠牲となった。写真の「楠公の霊地」とは楠木正成が祀られる湊川神社を指している。

 
神戸大空襲後の街並み

(2)忠魂碑のもとで休憩する米兵

 1945年4月12日、沖縄戦にて。忠魂碑の下で休息を取るアフリカ系アメリカ人の海兵隊員と水兵たち。

 
忠魂碑のもとで休憩する米兵