この夏、「名代富士そば」で食べるべき話題のメニューは…？　“商品開発の達人”のおすすめ3選を食べてみた！

辛い、辛くないどちらがお好き？ 

　3つ目のお題は、道玄坂店、渋谷下田ビル店（センター街）、綱島店、元住吉店の4店舗で販売中の「ミニチキンカツ丼セット」（550円）である。この4店舗では辛いチキンカツ丼と普通のチキンカツ丼のどちらが人気なのかを調査するために、ミニチキンカツ丼セット（赤）と（白）を販売している。

　赤は特製辛味ダレで旨辛に仕上げた卵とじのチキンカツ丼、白は通常どおりに仕上げたお馴染みのカツ丼ダレを使った卵とじのチキンカツ丼である。

　富士そばではカツ丼が人気だ。その理由はカツ丼ダレと玉子とじの相性が抜群に良いためで、それをチキンカツに応用したというわけである。

　向かったのは富士そば元住吉店。こちらも駅前の好立地である。辛い「ミニチキンカツ丼セット（赤）」のチケットを買い、待つこと3分。チキンカツ丼は全体的に赤く、さらに一味唐辛子が満遍なく振りかけられている。チキンカツをひとくち食べてみると、胸肉を使っているのだろう、しっとりと旨味があり柔らかい。そしてすぐに辛さがやってくる。見た目以上に辛い。むせないように注意して、セットのもりそばを交互に食べていく。550円でこのセットはお値打ちである。

　工藤さんによると、「人気になれば券売機に残るレギュラーメニューになるかもしれない」という。今のところしばらくは継続販売をする予定だが、販売期間は未定。