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耳元で「金で男を買った気分はどう?」と…30代女性が2時間2万円の「女性用風俗」に救われた、“切実な理由”

2021/09/02
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すっかりハマってしまい、序盤は週1ペースで利用

 一度きりの奮発をしたつもりが、初回ですっかりハマってしまったミユキさん。しばらくは週一ペースで同店を利用した。

「序盤のペースは、相手からも軽く引かれましたね(笑)。毎日出勤してる子だし、私はフリーランスだから、いくらでも融通がきいちゃったんです。とはいえ月に12万円を風俗に使うのはさすがにな……と思い、今は月一~二回ペースに落ち着きました」

 ミユキさんの年収は額面400万円程度。離婚の財産分与もあり、そもそも他にお金を使う趣味もないので、月3万~6万円の出費であれば、貯金を崩さずに通えているという。

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「他の子を指名してみるのもおもしろいかもという気持ちはあるけど、多分支出が倍になる気がするんですよね(笑)。それで一人だけに絞ってます。彼が仕事をやめたらそこで終わりでもいいかなと思っているし、一人にずっとお願いしてると『前回はこういう感じだったから、次は拘束プレイ試してみてくれる?』とか、PDCAを回せるのもいいです」

 月一で身体をかさねながらも、指名セラピストに恋愛感情があるわけではないというミユキさん。予約はTwitterのDM経由なので細かいコミュニケーションも可能だが、それも控えめにしている。

 ミユキさんは「お金払ってる時間以外をもらいたいとは思わない」と断言する。

「フリーランスとして働いていても、身にならない雑談に呼び出されたりするとイライラするんですよね。業務以外のコミュニケーションって本当にいやだと自分がよくわかってますから。プライベートに踏み込みたくないので、『なんでこの仕事してるの?』とかは、こちらからも聞かないようにしています」

ミユキさんが人知れず抱えていた悩み

 自分なりの節度を守って女風に通っているミユキさん。しかし、恋人をつくろうとは思わないのだろうか。聞いてみると、「お金を介した関係のほうが気楽なんですよ」という答えが返ってきた。というのもミユキさんは、20代のころから性交痛に悩み挿入を伴うセックスで気持ちよくなれたことがほとんどないのだ。「処女膜強靱症」の診断を受けている。

「最初の彼氏といたそうとしたときに、ほとんど入らなかったんです。病院でもらった麻酔入りの潤滑ゼリーのようなものを使ってもダメで。歴代の彼氏たちは、それでひどいことを言うような人たちではなかったんですが、私のなかで『ちゃんとしたセックスがしたい』という気持ちが強くて。悩んだすえ20代前半に産婦人科で手術をしました」

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