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2021/09/04

テレビは「正直に言うとあんまり出たくない」(畠中)

――インタビューなどを読むと、伊藤さんはテレビに重心があって、畠中さんは劇場に重心があるのかなと思いました。

伊藤 いや、もちろん俺も劇場には出たいですよ。ただ、テレビにもめちゃ出たい。畠中の場合はテレビがそこまで強くなくて、劇場の思いが強くて、それは各々の価値観です。でも、ふたりの間で100%一致してるのは『M-1』で優勝したいってことで、そこはぶれないですね。

畠中 やっぱり『M-1』は優勝したいよね。でも優勝した後にテレビが舞台が、ということはあんまり考えてないです。『M-1』は『M-1』で、その後は続きじゃないです。

――畠中さんはテレビはあまり乗り気ではないんですか?

畠中 正直に言うとあんまり出たくないです。だって生きにくいじゃないですか。想像もしないようなことで怒られるし、自分たちがやりたいことを実現するのも難しいし。

©文藝春秋 撮影・末永裕樹

伊藤 俺はその辺は平気なんですけどね。

――YouTubeなどの登場でテレビの位置づけも昔とは変わってきていると思うのですが、伊藤さんの中ではテレビ愛は変わりませんか。

伊藤 今は幅が広がってますからね。YouTubeとかいろんな道があって、その中にテレビや劇場もあって。でも俺にとっては、そんなのあんまり知ったこっちゃないんですよ。あの頃の自分が憧れていたテレビに出たい、それだけなので。変わったのか変わってないかは、自分で出ながら確かめていこうと。

畠中 逆に僕はテレビに憧れがないんです。子供の頃からそんなに見てなくて。ネタ番組は好きで、お笑いを目指したのも『爆笑オンエアバトル』でネタをやってるところを見て、ネタをやる芸人に憧れたので。

伊藤 その辺も違うんですよね。僕はお笑いの番組も、お笑い以外の番組も好きだったので。とにかくまずはいろんな番組に出てみたいんです。

©文藝春秋 撮影・末永裕樹

――芸人としてのキャリアというと、ゴールデン番組のMCになるというのが王道としてあったと思いますが、それはオズワルドの目標でもあるんですか。

畠中 僕の場合はラジオは一生やっていきたいし、もしもラジオで冠番組を持たせてもらえるなら、自分たちで面白いとか楽しそうと思ったことをやれるようにしたいですね。でもやっぱり、好きなようにやれる単独ライブが僕はすごい楽しい。自分らがやりたいものにお客さんの反応が返ってくる。あれを一生やっていけたらいいな。

伊藤 僕の場合は、やっぱり最終的にはMCがしたいというのはありますね。今やったところで経験が足りなさ過ぎると思うけど、いつか冠がやれるなら、ずっと一緒にやっている構成作家のひらしまさんとかと一緒にやりたい。今は、全国放送のいい時間とかよりも、地方のテレビ局でやりたいです。お互いの出身地の北海道とか千葉とか。

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