昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2021/10/10

 ここからは、北に位置する都道府県から順に、ローカルヒーローを紹介していく。

【北海道】現役スタントマンと企画して誕生「梟の戦騎カント」

「カントが誕生した経緯が面白くて、2015年に私どもが『日本ローカルヒーロー大決戦』を制作した際、クラウドファンディングを募ったんです。その時に最高額の50万円のリターンとして設定したのが『オリジナルのローカルヒーローを作ります』というもので、これで生まれたのがカントです。

 もともとアクションの仕事をしていて一度、業界を離れた若者が『ハイクオリティな特撮ドラマとキャラクターを制作して札幌から発信したい』ということで、地元の先輩でもある現役スタントマンの協力を得て応募されたんです。先輩は海外で有名なパワーレンジャーなどの撮影から帰国されたプロのスタントマンで、スーツアクターもやられています。そんな北海道の先輩後輩が自分達のヒーローを作ったわけです。

©Kant Project

 アクションや決めポーズなども相当にレベルが高い上、ご自分たちで設定を考え、地元のイベントに参加するなど活動を続けています」

【秋田県】元パラパラダンサーが中の人「ビートファイターAce」

 秋田のイベントを盛り上げる「ビートファイターAce」は、音楽とダンスのエネルギーを借りて戦うヒーロー。秋田市の文化と自然を守る「ちあき丸」、みんなの健康を応援する「アマビエール」と組んだご当地ヒーローチーム「ACEヒーローズ」としても活動中だ。

「ビートファイターAceが特徴的なのは、音楽劇をやっているところでしょう。音楽やリズムに合わせてダンスもやるし、ショーを見るとよく分かるんですがダンスをベースにしたアクションなんかは見栄えがしてメチャメチャ格好いい。確かパラパラのダンサーの方がやってらして、ショーで使う音楽なども自分たちで制作しているそうです。

 ローカルヒーローは、もともとヒーローに関連する業界で働いていた方が始めるケースが多いのですが、ダンサーさんからヒーローというのはちょっと面白いですよね」

z