【福島県】「必殺技」がないのが売り…「ダルライザー」
「俺も福島県も何度だって立ち上がる!」と、白河市を中心に福島県で戦い続けるヒーロー。地元の名物・白河ダルマが起きる(ライズ)でダルライザーだ。
設定もユニークで、主人公は「スーツはただの生地、変身ではなくただの着替え!」と公言する「ヒーローを目指すただの人間」で必殺技も無い。それでもダルマのように何度も起き上がるガッツと努力で成長するヒーローだ。
「白河商工会議所青年部が生み出した市公認のキャラクターで、同部に所属する和知建朗さんが中心となり、キャラクター制作からショーの脚本、出演まで、すべてを商工会議所のメンバーで行っていたそうです。
その後、和知さんが事業化した現在も、青年部のメンバーに加え、活動に参加したいと手を上げる地元の有志の方々を交えて活動しています。イベントでは、ヒーローの姿のまま運営関連の電話対応をしていた様子が印象に残っています(笑)」
2017年には映画『ライズ―ダルライザ−THE MOVIE−』を制作し地元で上映するなど精力的に活動を続けている。
【茨城県】人間ではなくアンドロイド「時空戦士イバライガー」
茨城県ではご当地ヒーローが複数誕生しているが、そんな中でも知名度の高さで知られているのが「時空戦士イバライガー」。もともと「茨城元気計画」なる地元のヒーロー好きが集まって生まれている。数々のテレビ出演も誇り、現在は茨城県警と正式に提携するなど長年にわたって市民に愛されてきた。
「イバライガーは変身するヒーローではなくアンドロイド、つまり最初からメカなんです。そのためショーも怪人とイバライガーだけで、人間がほとんど出てこないんですが、とにかくストレートに格好いい。地元企業とのコラボなど、新しいことにも積極的にチャレンジしているヒーローですね」