加藤綾子キャスター:
とても微笑ましいですね
社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
絵本とか児童書に造詣が深い美智子さまと、学校に行くときに何冊もの本を持参するほど“本の虫”だった眞子さまは、読書が好きという共通点があるので、もしかすると言葉への感性も似てらっしゃるのかもしれないと思います。美智子さまは愛子さまとも感性が似てると明かされたことがあるんですけれども、こういうふうに孫と心が通じ合ううれしさをお感じになっていたのではないかなと思います。その時の眞子さまのかわいらしい様子が「家族だけの楽しい思い出」として、美智子さまの心の中に深く刻まれているのではないかと感じています
社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
お二人のお姿で私が取材してきた中で心に残っている場面があるので、ご紹介したいと思います。今からもう16年前、2005年9月で眞子さまが中学2年生の夏、栃木県の那須でのエピソードです。戦後60年を迎えたこの年に当時の両陛下は那須の御用邸に滞在中、戦後満州から引き揚げてきた方たちの元を訪ねられて、その際に眞子さまを伴われました。美智子さまはまだ中学2年生の眞子さまには少し早いかなと思われたそうなんですけれども、読書家の眞子さまがその引き揚げ体験記を読んでらしたことを知って声をかけられたそうなんですね
社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
この時のことについて美智子さまはのちに「戦中戦後のことに少しでも触れてほしく同道いたしました」というふうに振り返られています。きっと成長の様子を見てらして、今の眞子さまなら戦争の記憶を受け止めることもできるのではないかというふうに、信頼されてだったのかなというふうにその時感じました
加藤綾子キャスター:
眞子さまの成長に寄り添っていらっしゃるのがよく伝わってきますよね
社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
この時の様子を映像で改めて見てみますと、眞子さまは上皇ご夫妻や秋篠宮さまより絶対に前に出ないように、すごく気をつけて控えめに。ちょっと表情も緊張されて話を聞いてらしたんですね。その時の眞子さまの姿は私にもすごく印象に残っているんです。また、美智子さまは「眞子がやや緊張して耳を傾けていた様子が今も目に残っています」とつづられているので、すごく注意深く眞子さまの様子を近くで感じられていた。その優しいまなざしも感じられるかと思います