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PCだと「重くてかさばる」場合に最適

 ノートPCは、どれだけ軽くても1kg程度はしますし、厚みもあります。外出先で使うかどうか分からないのに、毎回念のためにバッグに入れて出掛けるには、少々キビシイ重量です。

 その点、このiPad miniは重量が300gを切るなど、おおむね200g前後である現行のスマホと比べても、かなり軽量な部類に属しています。厚みも現行のiPhone 13シリーズとほぼイコールですので、使うかどうか分からない場合にバッグの中に滑り込ませておいても邪魔にならず、また重量的にもノートPCよりよほどマシです。

 でも文字入力ができないと困る……という場合は、好みのBluetoothキーボードを組み合わせるとよいでしょう。これならば、文字入力が必要な日はキーボードもセットで持ち歩き、そうではなく用心のためだけにタブレットを持参するだけならばキーボードは置いていくといった具合に、荷物を軽量化できます。

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 ちなみに画面上からのテキスト入力については、一般的なQWERTY配列のソフトキーボードを表示してタッチで入力することもできますし、スマホと同じテンキーからフリック入力を行うこともできます。後者であれば、タブレットを置く場所がなくても両手で持って入力できますので、屋外でちょっとメールを返信したい場合にも重宝します。

Bluetoothキーボードと組み合わせてテキスト入力を行うこともできます
もちろん画面上でも入力は可能。スマホでおなじみのフリック入力はもちろん、一般的なQWERTY配列でのタイピングなども選択できます

10型のタブレットだと「大きすぎる」場合に最適

 一般的にタブレットと言えば、初代のiPadから続く、10型前後のサイズのモデルがよく知られていますが、このサイズは画面が大きすぎて困ることが稀にあります。電車の中で使うと、周りから見て目立つ上、周囲から覗き込まれたりもします。これに加えて重量も500g弱と重く、キーボードを足すとノートPCと変わらなくなってしまう場合もあります。

 しかしコンパクトな8.3型のiPad miniであれば、そうした心配も少なめです。実サイズは10型モデルのおよそ半分強、単行本と同等のサイズです。DVDやBlu-rayのトールケースとほぼ同じ大きさなので、それほどかさばりませんし、長時間手に持っていても腕が疲れにくいという利点もあります。

今回紹介している第6世代のiPad miniは、片手で握ることも可能なサイズ。ちなみにDVDのトールケースとほぼ同じ大きさです
10型クラスのタブレット(右)では大きすぎて電車の中などでは使いづらい場合も、8.3型の本製品であれば小回りが利きます

 もちろん、常時片手で持つのであれば、ベルトなどで保持できる保護ケースを用意したほうが、トータルでの負担を軽減できるはずですが、10型前後のタブレットと違って、片手でつかもうと思えばつかめてしまう幅ということもあり、ハンドリングは総じて良好です。