スマホを使っていると、画面のサイズが小さい、もっと広い画面で見たいなどと、ストレスを感じることはないでしょうか。また逆に、PCを使っていると、重くて持ち歩きにくい、外出先で使いづらいという不満を感じることもあるはずです。

 こうした場合に重宝するのがタブレットです。タブレットであれば、スマホとPCのちょうど中間のサイズで、広い画面が使えるほか、重量も数百gと軽く、持ち歩きも簡単という特長があります。

 このような、タブレットの利点をレクチャーする記事は、タブレットの黎明期には数多く見かけたものですが、最近は製品が一巡したこともあってか、めっきり減ってしまいました。そのせいか、タブレットを使ったことがない人は依然として縁がないままで、スマホやPCへの不満を聞いてみると、それはタブレットならば解決できるのでは? ということもよくあります。

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 そこで今回は、先日発売になった第6世代のiPad miniを例に、スマホやPCと比べた場合にどのようなメリットがあるのかを紹介します。スマホもタブレットも、10年前に比べると大幅に進化し、機能もパワーアップしているだけに、あらためてその利点をおさらいすると、思わぬ発見もありそうです。

今年発売された新型タブレットの代表格といえばこの第6世代iPad mini。従来よりも若干細長くなった8.3型の画面が特徴です

スマホでは「小さすぎる」場合に最適

 タブレットの利点のひとつとして、スマホでは小さいと感じるアプリを、大きな画面で表示できることが挙げられます。最近のスマホは画面の大型化が進んでいるとはいえ、2~3倍ものサイズの差がありますので、並べるとその違いは一目瞭然です。ウェブサイトや地図アプリは、そうした差を感じやすいアプリの典型例でしょう。

iPad miniはタブレットとしては小ぶりですが、スマホと比べるとサイズの差は歴然です
スマホでは1ページずつしか表示できない電子書籍も、タブレットであれば見開きで表示できます

 また電子書籍についても、スマホならばコミックを1ページずつしか表示できませんが、タブレットならば見開き表示が可能です。最近増えているコミック配信サイトも、その多くは見開き表示に対応しており、紙の単行本に近い感覚で楽しめます。

 このほか動画鑑賞やゲームにおいても、スマホに比べると画面サイズが大きいことから、表示には迫力があります。大画面スマホに買い替えると日々持ち歩くのが大変だし、重くて持つのに疲れてしまう……という場合、スマホはそのままにしてタブレットを買い足し、両者を使い分けるという役割分担もよいでしょう。