盗撮事件は2回。1度目は母親の付き添いで警察へ
「発覚しているだけで、2017年に2回は盗撮をしています。いずれもマンガ喫茶の男女共用のシャワー室にカメラを設置していました。ただ、1回目の盗撮が発覚した際、『被害女性の彼氏に脅された』などと言って、母親と警察に相談に行ったようです。自業自得ですが、脅迫被害に遭ったこともあり、事件自体はなんとなくウヤムヤになりました。
でも、年末にまた盗撮事件を起こしたんです。逮捕はされずこっちも示談になったようで、世間的には明るみにぬりませんでしたが……」
事件の直前には、Facebookに仲睦まじい2ショット写真を投稿していた交際相手と別れたとみられている。マンガ喫茶の関係者は#2で、破局後の服部容疑者の様子について「ちょっと変というか、元気がない、病んでいるような様子で、別の同僚も心配していました」と振り返っている。
破局がきっかけとなり、どんどん闇へ落ちていってしまったのだろうか。
京王線刺傷の事件後に見られなくなった服部容疑者のフェイスブックには、4年が経過しながらも当時の彼女と見られる女性と親密そうにしている写真をプロフィール画像として残していた。地元の知人によると「マンガ喫茶のアルバイトをクビになった後は、介護職やコールセンターでの仕事を点々としていた」という。
今回の事件については世間の関心も高く、インターネット上には「孤児院で育った」などのデマも拡散されている。しかし育った環境は極めて“普通の家庭”のようだ。
服部容疑者が育った「普通の家庭」
「父親と母親は離婚しているようですが、母親と妹と3人で福岡市内のマンションで暮らしていました。近隣住民にかなり取材をしましたが、服部容疑者について出てくるのは『いい子だった』『事件を起こしたなんて信じられない』という言葉ばかりです」(地元記者)
母親が2017年に盗撮事件を起こした服部容疑者に付き添って警察署へ行ったというエピソードからも、家族関係が崩壊していた、とは考えづらい。そんな母親が住むマンションには連日、報道各社が集まっているが、母親は取材に応じることもなく、家へもあまり帰っていない様子だ。
近隣住民によると「お兄ちゃんと妹、お母さんがそれぞれ使っていた」という自転車3台が、マンションの廊下で埃をかぶっていた。
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