人気ミュージシャンの足元に輝いていたあの一足。音楽好きが追いかけた“サブカル系スニーカー”BEST4
4位:ヴァンズ スケートハイ(1978年発売)
ヴァンズは折からのスケーター人口増殖に伴い、1976年にスケートボード専門ライン“オフ・ザ・ウォール”を設立。「スケートハイ」はオフ・ザ・ウォールからリリースされた第3弾のスケートボード専用シューズ。足首の怪我を防ぐためハイカットにされるなど、スケートボードに適した仕様が随所に施されている。スイサイダル・テンデンシーズやサークル・ジャークスなどのバンドの必需品だったことから、パンクスにも愛されるモデルとなった。
3位:アディダス キャンパス(1983年発売)
もともとは1970年代はじめに「トーナメント」という名で発表され、1983年に改称・再発売されたスニーカー。本来はバスケットボールシューズだが、80年代にカルト的人気を博したUSハードコアパンクバンドのバッド・ブレインズや、白人ヒップホップの草分け、ビースティ・ボーイズのメンバーが好んで履いたことから、パンクス、Bボーイ、そしてスケーターの間で流行した。現在も世界中のスニーカーファンに愛される超スタンダードモデル。
2位:アディダス スーパースター(1969年発売)
当時の一般的なバスケットボールシューズとは一線を画すデザインの「スーパースター」が登場したのは1969年。つま先補強用ラバーパーツは貝殻のような形状から“シェルトウ”あるいは“シェルトップ”と呼ばれた。1970年代にはバスケ界に深く浸透し、1980年代にはストリートカルチャーに進出。ヒップホップシーンで人気が爆発し、特にランDMCが広めたシューレースを外して履くスタイルは、80年代を象徴するスタイルとして記憶されている。
1位:コンバース ジャックパーセル(1935年発売)
当時の伝説的バドミントンプレイヤーの名前を冠した、1935年発売のコートシューズ。B.F.グッドリッチ社とコンバース社のシューズ部門が統合した1972年、コンバース社から「ジャックパーセル」を販売。以降、コンバースのクラシックスニーカーの大定番として親しまれ、90年代前半からのクラシックスニーカーブームを牽引したモデルとしても知られている。シンプルで洗練されたデザイン、笑った口のように見える“スマイル”や踵の三角マークの“ヒゲ”といった愛らしいアクセントも魅力。ニルヴァーナのカート・コバーンが愛用したことでも有名。