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熱狂を生んだあの“スニーカー黄金時代”…一世を風靡した「名作スニーカー」ランキング

2021/11/21
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どんな服にも合わせやすく、ファッショントレンドが変わっても大丈夫!定番となった“不朽の名作スニーカー”BEST4

4位:パトリック アートイス(1978年発売)

パトリック アートイス(1978年発売)
パトリック アートイス(1978年発売)
パトリック アートイス(1978年発売)
パトリック アートイス(1978年発売)

 1980年代にパトリックが日本に初上陸したときから存在する、ブラックスエード使いとビビッドな二本線が強烈な印象の代表的モデル。フランスのブランドであるパトリックは、日本ではあまり目立つ存在ではなかったが、カラーや素材使いが独特でハイセンスな印象を漂わせるスニーカーとして通の間で話題になっていた。パトリックは1990年から日本での生産を開始。以降、フランス生まれ・日本クオリティのブランドとして根強い人気を保つ。

3位:ヴァンズ オーセンティック(1966年発売)

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ヴァンズ オーセンティック(1966年発売)

 新興のスポーツシューズブランドとして、カリフォルニアで1966年に創業したヴァンズのファーストモデル。発売当初は「#44」と呼ばれていた。ハンドメイドで丁寧に圧着されたバルカナイズド製法のデッキシューズで、発売当初はサーファーから、1970年代にはスケーターから厚く支持された。1990年代のクラシックスニーカーブームの折にもリバイバルヒット。誕生から半世紀以上にわたり、スタイルを選ばず世界中で愛されている名作モデル。

2位:プーマ クライド(1973年発売)

プーマ クライド(1973年発売)
プーマ クライド(1973年発売)

 1968年に汎用性の高いトレーニングシューズとして生まれた「スエード」のシグネチャーモデル。1973年当時のNBAで花形選手として活躍していたウォルト・クライド・フレイジャーに触発されたバスケットシューズである。ニューヨークのブレイクダンサーがこぞって出演した1983年公開の米映画『ワイルド・スタイル』では、ダンサーやグラフィティライターがファットシューレースでカスタムした「クライド」や「スエード」を履いて登場し、話題をさらった。

1位:ニューバランス M1300(1985年発売)

ニューバランス M1300(1985年発売)

 ランニングシューズのフラッグシップラインにつけられる“1000番台”シリーズ第1号として、1985年に登場。発売時の現地価格は130ドル、日本円では当時のレートで3万9000円もした元祖・高級スニーカーである。

 誕生から30年以上経過した現在でも、数あるニューバランスのラインナップの中で “最高峰”との呼び声高く、リピート買いする根強いファンに支えられている。その圧倒的な履き心地は、「雲の上を歩いているよう」と評されている。