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スマホは敵?

 この文章を読んでいるうちに、スマホやタブレット、パソコンが敵のように思えてきたかもしれませんが、もちろんそうではありません。デジタルデバイスは便利ですし、勉強にもなり、楽しく過ごさせてもくれます。すぐに調べ物が出来るのも良いですね。

 外科医は手術の練習をパソコンのシミュレーション(現実に似せた)プログラムでやりますし、本当の手術をオンラインでやることもあります。そうすることで、別の国にいる患者を手術することも出来るのです。パイロットも専用のシミュレーションプログラムで離陸や着陸の練習をします。画面上での練習なら、乗客の命を危険にさらすこともありません。

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 学習のためのプログラムやアプリも多数あります。ケーブルを間違ってつないだり、いすを上下逆さまに組み立てたりしないように、やり方を教えてくれる動画もあります。他にも、私たちを笑わせてくれるような楽しい動画など、すばらしい例はいくらでもあります。

 ただ、スマホの良い面を取り入れながら、ドーパミンのわなにはまらないようにすることが大切なのです。

時間の使い方を取り戻す

 今の大人が子供だった頃に比べて、子供が遊ぶ時間は減っています。友達と会ったり、スポーツをしたり、勉強したり、寝たり、本を読んだりする時間も減っているそうです。楽器を弾くことも減りました。それが典型的な現代の子供の生活です。

 一方で、昔に比べるとスマホやタブレット、パソコンやテレビといったスクリーンの前で過ごす時間がとてつもなく増えています。それ自体は悪いことではないのですが、他の大事なことをやる時間が減ってしまうのは困ります。