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――それがなぜ、35万円を恐喝したという話になったのでしょうか。

道端 相手の男性はよく(元夫が経営していた)お店にも来ていた人で、そのときの飲み代をお店にツケていました。それで話し合いの後日、元夫が相手の男性に「もう友達じゃないから、店にツケている代金を払ってほしい」というメールを送ったそうです。その合計額が35万円でした。

 ただ、飲み会翌日の話し合いの席の会話を元夫が録音していたんです。私の話したことと、相手男性の言葉に矛盾がないかどうかを後で確認するためだったんですが、結局それがその場ではお金を要求していないという証拠になって、私はもちろん元夫も不起訴になりました。

©文藝春秋 撮影=榎本麻美

当時の自分には何も判断ができなかった

――そういった経緯にもかかわらず、事件が報道された2019年10月、すぐ芸能活動を休業するという選択を取られたのはなぜでしょうか。

道端 情けない話なんですが、事件に対してどう対応していいのかわからなかったんです。元夫が逮捕されたことも、私が書類送検されたこともただ驚きでしかなくて……コメントを出しても良いのか、会見した方が良いのかとか、自分では判断ができなかった。自分の言葉で説明したいという思いはあったのですが、「これ以上ことを大きくしたくない」という事務所の意向に従うことにしました。でも今思うと、周りの意見を振り払ってでも自分の口から説明しておくべきだったなと思います。

――その事務所からは休業中に独立し、2020年6月に芸能活動を再開されています。

道端 事件への対応が独立と関係なかったわけではありませんが、それよりも、とにかくゼロからスタートしたいという思いがありました。芸能活動に復帰できるかどうかはわかりませんでしたが、知識を伝えたりするのが好きなので、ダイエットや運動について話すのであればモデルや芸能人じゃなくてもできる。だったら、このまま迷惑をかけるよりは自分で最初からやったほうがいいかな、と。実際にピラティスのトレーナーの資格も取りました。

©文藝春秋 撮影=榎本麻美

――復帰作となったフルヌードの写真集は衝撃的でした。

道端 復帰について知り合いに相談しているうちに、本や写真集を出そうという話を提案されました。私も写真集には興味があったし、どうせなら脱いでやりたいと思ったんですが、次男を妊娠していた時期でもあったので。それで急いで撮影をして、その発売のタイミングで復帰することになりました。

 歯切れのよい受け答えの中にも、事件への対応について悔恨を滲ませたアンジェリカ。#2では、2児を持つシングルマザーとして日々子育てに奮闘するその素顔に迫る。

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