文春オンライン

「蛍ちゃん(蛍原徹)が、俺が言いにいってやるよ、って」『ボキャ天』で大ブレイクも…おさる(53)が語る、90年代に感じた「テレビの壁」

おさる氏インタビュー #1

2022/01/02
note

――蛍原さん! 

おさる 「たぶん社長も悪い人じゃないから、自分たちから給料を上げて欲しいと言ってこないなっていうので、上がってないだけだよ」って言ってくれたんですね。蛍ちゃんの後押しもあって自分たちで「社長すいません」って言いに行ったらすぐ上げてくれました。 

「芸能界ってすごいんだな」って、下からずっと見てる感じ

――お金のことは言いづらかったですか。 

ADVERTISEMENT

おさる うーん……なんかこう、『ボキャブラ』っていうあの現象と、今お笑いできてることへの感謝と楽しみ、そこだけでいいじゃないか、みたいなのが半分ありました。だからずっと4畳半だったし、ずっと2階右だったんだけど。 

 

――2階右から抜け出せてなかった(笑)。 

おさる 最終的に2階右を引っ越したのも、あれなんですよ、建て直しするって言われて。立ち退き(笑)。 

――出世して出たわけではなかった(笑)。 

おさる いやぁ、あの頃はお金とか全然執着なかったですね。芸能界ってすごいんだなって思いながら、下からずっと見てる感じでした。いいな、いいなって。でも、ちょっと前まで外車乗ってた人が、次会った時、電車で来てたりした時は「あれ?」って思いましたけどね。 

【続きを読む】「生きるか死ぬかなんだよ。勝てよ!」と、格闘家に叱責され…「全部中途半端だった」おさる(53)が元祖“筋肉芸人”になるまで

写真=松本輝一/文藝春秋

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

「蛍ちゃん(蛍原徹)が、俺が言いにいってやるよ、って」『ボキャ天』で大ブレイクも…おさる(53)が語る、90年代に感じた「テレビの壁」

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー