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10区の名所「寺田交差点」で起きた“新たな事件”――箱根駅伝2022「忘れられない名場面」復路編

2022/01/05
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【7区】東洋大「まるで西山」が「リトル相澤晃」にたすきを繋ぐ

西本 今年の復路で盛り上がったのが「東洋大学相似形」。

ポール 文春といえば、「相似形」のイメージがありますよね(笑)。

西本 各大学にはイメージやカラーがあって、入学した選手はだんだん走り方や雰囲気がその大学のカラーに寄ってくるものですが、それが顕著だったのが今年の東洋大の復路でした。7区を走った梅崎蓮選手は、現在はトヨタに在籍するOBの西山和弥選手にそっくり。

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ポール 昨年の箱根で7区を走ったのが西山選手でしたよね。

東洋大、7区の“まるで西山”梅崎蓮選手から8区の”リトル相澤”蝦夷森章太選手へのタスキリレー(日本テレビより)

西本 もうフォームから口の開き方まで「まるで西山」。そして8区を走ったのは蝦夷森章太選手。こちらは顔の形、ツーブロックの髪型、白い手袋の腕振りの高さと軌道まで現在旭化成のOB相澤晃選手にそっくり。思わず「蝦夷森の相澤晃感。」とツイートしたところ、相澤選手本人がリツイートしてくれたほどでした。

ポール 平塚中継所では「まるで西山」が「リトル相澤晃」にたすきを繋ぐという、歴史に残る相似形が実現しました。

こちらが本物の西山選手と相澤選手のタスキリレー ©EKIDEN News

西本 梅崎選手と蝦夷森選手は、まるでOB2人が乗り移ったような走りをした。東洋ファンにはたまらない相似形でした。

ポール ちなみにアンカーを走った清野太雅選手は、ゴール後、酒井俊幸監督と談笑していたのですが、清野選手の髪型は酒井監督とほぼ一緒でした(笑)