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加盟を後悔したことはない

 それこそブラックと感じられる部分もあったのではないかとも想像されたが……。

「ブラックですか? う~ん、休みが少ないなと感じていた時期はありましたけど、それくらいですかね。流通をやっていたときにしても、時期によっては徹夜で仕事をしたりしていたので、とくにワークマンが厳しいとは思わなかったですよ。自分的にはブラックというイメージはなかったですね。もちろん、今と昔を比べたなら、扱う商品も含めて、いろんな面で変わってきたとは感じます。最初に店を始めた頃は、周りの人からも『ワークマンって何屋さん?』、『そんな商売を始めて大丈夫なの』と言われたものだったのに、いまはワークマンと言えば一発でわかってもらえるようになりましたから。すごい会社になったなと思いますね」

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 ワークマンの変化、成長を目の当たりにしてきた瀬川さんは、これまで会社に対して悪い印象をもったことはなく、加盟を後悔したこともなかったという。

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「最初の3、4年くらいは貯えもなくて資金繰りが大変でしたけど、そこを乗り越えてからはなんとかなりました。もちろん、苦労はいっぱいしてきたんですけど、どんな苦労があったかとあらためて聞かれると、なかなか出てこない(笑)。その程度の話だったということなんでしょう」

 水が合っていたといえばそうなのかもしれない。どんな仕事にも向き不向きはある。

「ワークマンを始める前には工場勤務をしたこともありましたけど、販売のほうが自分に合っている気はしました。販売はとにかく奥が深い。どこまでやればいいという終わりがないので、いろいろ考えながらやっていくのがおもしろいですね」