ーーヒット・ドラマの続編で、演じるのもメイン・キャラクターだったこともあって、生活は一変されたのでは。
祥太 どこ行っても指差されるようになったりとか。「あいつ、あいつ」って結構言われましたよ。中学の修学旅行とかも騒がれて大変でしたもん。だけど、こっち(慶太を指差す)のほうが大変だったと思う。
慶太 祥太として、何回サインを書いたことか。「おまえ、あれじゃん」「テレビ出てるやつだろ」とか声掛けられて。
祥太 『キッズ・ウォー2』の時点では、僕が双子だって世間は知らないので、慶太が僕だと思われちゃっていたんですよ。
慶太 「違う」と説明しても通用しない。ある時期から「はいはいはいはい。応援、ありがとう!」って祥太になって、握手して、サインしてました。
祥太「真央ちゃんのことは、好きでした(笑)」
ーー撮影は週の何日くらい?
祥太 基本的に週2日で、多い時は4日ですね。
慶太 基本、名古屋で録ってたよね。
ーー撮影の時期としては。
祥太 夏休み前のオンエアだったので……。
慶太 その前ぐらいの5月、6月か。
祥太 そう、4月から6月に掛けてですね。
慶太 「祥太は学校休めていいな~」って羨ましかったです。
ーー祥太さんは真央さんのことが気になっていたとおっしゃっていますけど。
祥太 好きでしたよ、僕。あと、たぶん、向こうも僕のこと好きでした(笑)。
ーー真央さん演じる今井茜とは引かれ合う役柄でしたし、おふたりとも10代ど真ん中、思春期まっただなかでもありますから、たしかに意識してしまうことはあったのかなと思うのですが。
祥太 やっぱ、そういうもんですよ。
慶太 みんな「そのへんは割り切ってます」とか言うじゃないですか。だけど、たとえば舞台で相手役だったりすると、共演する誰よりも一緒に濃密な時間を過ごすし、役の中では、お互いに好き同士じゃないですか。そうなると、楽屋とか本番以外でも積極的に話しかけて、そういう関係性を演技に反映させなきゃって思いますからね。
祥太 それこそ当時の僕は中学生だったし。どうしたってその気になっちゃいますよね。しかも真央ちゃん、可愛かったし。