「ざけんなよ!」と普段のギャップが可愛い
ーー真央さんの俳優としての凄みも目の当たりにされていますか。
慶太 僕、『キッズ・ウォー4』(TBS、2002年)から出てるんですけど。真央ちゃん、やっぱうまいなと思いましたよ。
祥太 ああいう男っぽい役でしたけど、実際の真央ちゃんは全然そうじゃないので。
慶太 そう、意外と。
祥太 すごく女の子っぽい。それで本番になると「ざけんなよ!」って言うから、そのギャップが可愛いと思ってました。でも、好きだったけど、それ以上のことにはならないものなんですよ。
慶太 ほんとにいい感じになっちゃだめなんですよね。あくまで、役の中で、自分の中で盛り上がってる時が、芝居でもいい感じになるという。
祥太 なので、一定の距離は保ってました。「好きだったんだけど」みたいなことも、真央ちゃんには言ってないし。
ーー実際、交際にまで発展する例は。
慶太 あると思います。
祥太 でも、僕らってそれはなかったからね。
慶太 それがいいよね。
反町隆史のドラマは「現場の雰囲気がガチで……」
ーー『キッズ・ウォー4』で、慶太さんは両親の離婚で離れて暮らしていた紺野翼の双子の弟・新田一也を演じています。兄弟で向き合って演技するのは、照れくさいものでしたか。
慶太 家でも一緒で、仕事場も一緒で、演技するのも一緒で……初めてのことだったので、ちょっと恥ずかしかったです。ただ、それよりもしょっちゅう喧嘩してました。
祥太 本気で仲が悪いわけじゃないですよ。よくある兄弟喧嘩で。喧嘩はするけど、一緒に台本を覚えたり、名古屋の街を散歩したり。
慶太 恥ずかしいとか照れくさいとかは、僕ら兄弟で反町(隆史)さんの息子たちを演じた『ホットマン』(TBS、2003年)と『ホットマン2』(TBS、2004年)でなくなりましたね。現場の雰囲気がガチだったから、こっちもガチでやらないとマズいなって。
祥太 おっかないボス(反町隆史)がいるんで(笑)。