昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

スターと暮らせば

2022/01/22

セリフの掛け合いで、気づいたら抱き合っている

ーー『WATER BOYS 2』はシンクロ部の話ですから、一緒にいるシーンの撮影も多かっただろうし、みなさんで練習をするうちに結局は仲良くなってしまったのでは?

慶太 喧嘩したことなんて忘れるぐらい忙しかったし、気づいたらセリフの掛け合いで抱き合ったりしてたので(笑)。とにかくシンクロの練習、練習、練習で。体力も使うし、シンクロの振りやセリフも覚えなきゃいけないから頭も使うし。疲れる、忙しくて眠れない、自分が足を引っ張っちゃマズいと考えて追い込まれるし。

ーー撮影は何ヶ月くらい?

慶太 シンクロの練習も入れたら、トータルで6ヶ月。撮影が週5日、練習が週1日。残り1日が、祥太とレギュラーでやってた『王様のブランチ』(TBS)のロケ。しかも、『WATER BOYS 2』って、メインのロケ地が浜松なので、東京からロケバスで3時間掛けて移動しなきゃいけない。だから、半年間、休みが1日もなかったです。

 夏の撮影だから、明るくなる朝の5時頃には「本番、よーいスタート」って掛かるんです。ということは、みんな現場には4時半入りとかなわけで。日が出てるシーンは7時ぐらいまで撮って、そこから他のシーンを深夜1時ぐらいまで撮って、また4時半起き。その間に台詞を覚えなきゃいけないし、夜も2時までプールに入ったり、朝イチで入ることもあったしで。

 

祥太 でも、みんなもやってるから。負けたくないんだよな、やっぱな。

慶太 そう。それに、ひとりだったら絶対にできないし。みんながいるからできたなっていう達成感もすごかった。

ーー実際、最後のシンクロのシーンは圧倒的な完成度でしたよね。

慶太 肩に5人乗せる5段やぐらを、一番上に隼人を乗せてやったんです。けど、本番にもかかわらず9回連続で失敗しちゃって。「ああ、これもう完全にダメだな」って雰囲気になったんだけど、ラスト1回、やってみたらできたんですよ。できすぎた話というか、嘘みたいな話なんですけど、だからこそみんなの思い出になって。

ーー現場は号泣ものでは。

慶太 みんな、大泣きですよ。僕らキャストもスタッフも、プールの周りにいたお客さんも号泣で。

 僕は『WATER BOYS 2』より辛い仕事って、いままで経験したことなくて。なんかあったら、最後のシンクロ・シーンを観るようにしてるんです。年に1回は観てますね。

祥太 己を鼓舞するわけだ。

 

ーー祥太さんは『WATER BOYS 2』は観ていましたか。

祥太 いや、あんまり(笑)。

慶太 さすがに最後のシンクロは観てたよな。

祥太 もちろん、頑張ってたのは知ってましたし、テレビをつけてやってれば観てました。

ーーYouTubeで中尾さんと共演したように、他の共演者の方々とは現在もなにかしら交流が続いていたりは。

慶太 いまだに芸能人で仲良くしてるっていうと、『WATER BOYS 2』の4人になりますね。隼人、明慶、徹平ちゃん、(木村)了。それ以外だと『風が強く吹いている』(2009年)で一緒だった林遣都。たまーにLINEします。

z