第1位 八掛パクト(2001年放送『Dr.リンにきいてみて!』)
風水が好きな中学2年生の神崎明鈴は、謎の人気風水師・Dr.リンとしてネット上で活動していた。ところがある時、龍神を呼び出す力に目覚め、その力を狙う闇の王から狙われることに。明鈴は光の巫女として風水の力で闇の王に挑む。
八卦パクトは主人公の明鈴がずっと大事にしているお守り。生まれつき巫女の力をもっていた明鈴が、後に光の巫女に変身するためのアイテムにもなる。
「この八卦パクトは、明鈴がおじいちゃんから『明鈴を守るお守りだよ』と渡され、ずっと制服の胸ポケットにいれて大切に持ち歩いていました。ある時、闇の王の仕業で明鈴の大切な人たちが傷ついてしまいます。その時に感じた嫌な気持ちに反応して、変身アイテムになりました。
普段から身に着けているものが実際に力をもつようになって、変身アイテムになるというのは夢がありますよね。『自分がもっているこのアイテムももしかしたら……』と感じさせてくれるのが、魔女っ子おもちゃの醍醐味です」
◆音に光にセンサーに…「驚きのギミック」部門
子供向けと侮るなかれ。女の子たちの夢を形にしたおもちゃには、高度なギミックが施されているものもあるようだ。
「児童向けのおもちゃは音や光が出ることが多いですが、作品の設定に合わせて細かいギミックをつけていることもあるんです。ギミックも年代によって主流があるのか、少しずつ変化しているところも見どころのひとつです」
第5位 魔法のリボン(1992年放送『姫ちゃんのリボン』)
ある夜、中学1年生の野々原姫子の前に、魔法の国の王女・エリカが現れる。エリカは他人に変身できる「魔法のリボン」を姫子に貸してくれる。その代わりに、王家を継ぐ修行の一環として姫子の日常を、水晶玉を通して観察し日記をつけさせてほしいとお願いする。
姫子が受け取った「魔法のリボン」は頭につけられるほどの大きさ。変身する時にはリボンと一緒に渡された時計の蓋を開け、頭につけたリボンに近づける。そこで呪文を唱えると、なりたい人物に変身することができるのだ。
「変身ポーズをとると赤外線センサーが反応して、光って鳴るようになっています。つまり、作品世界と同様に、リボンと時計ブレスレットの2つが揃わないと“変身”できないんです。リボンはちゃんと布でできていて、実際に髪飾りのようにつけることができるのもなりきり度が高くてお気に入りです」