乙女心を持つ誰もが一度は憧れたことのある魔法の杖や変身コンパクト……。近年では、『セーラームーン』や『東京ミュウミュウ』、『おジャ魔女どれみ』といった人気作品の放送記念周年にあわせて、大人向けに魔女っ子おもちゃが販売されている。時代や世代を超えて愛されるアイテムたちにはどんな魅力がつまっているのだろうか――。
1990年代とそれ以降を中心とした魔女っ子おもちゃ&変身ヒロインおもちゃを収集しているみく太さんは、これまで収集したアイテムを2021年9月にTwitterに掲載したところ、2.6万リツイートと10.8万ファボという大反響を呼んだ。
「1990年代から2000年代にかけては、毎年のようにたくさんの女児向けアニメが放映されていました。私も『ふたりはプリキュア』をリアルタイムで夢中になって視聴していました」
そう語るみく太さんの部屋には魔女っ子アイテムがズラッと並ぶ。カラフルでファンシーな世界観には、トクンと胸が震えてしまう。そこで、特にみく太さんが気に入っているアイテムを5部門ごとにベスト5を厳選してもらった。
本記事では「高すぎるデザイン性」部門、「変わり種」部門、「入手困難」部門をご紹介しよう。
忙しい日々に潤いとトキメキを与えてくれること、うけあいだ。
◆大人の本気が見える「高すぎるデザイン性」部門
子供向けおもちゃと言えば、軽いプラスティックで作られていることがほとんどだ。しかしながら、こだわりの素材でアニメの世界観を表現しているおもちゃもある。
「魔女っ子おもちゃ、変身ヒロインおもちゃは赤やピンク、金メッキが使われているものが多い印象ですが、よく見てみると質感や布にこだわったおもちゃもたくさんあります。子供だましではなく『大人が本気を出して作ってきたな』と感じるアイテムがたくさんあります」