第3位 かがやきのこばこ(1998年放送『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』)
とある町のとある商店街「にこにこ銀座」に引っ越してきた主人公のぽぷり。そこで魔女のふきこさんが経営する不思議な薬局「ファンファンファーマシィー」を発見する。ぽぷりはふきこさんの見習いとして魔女の修行を始める。そうして、ふきこさんから譲り受けたのが、魔法の種がはいった小瓶「アルデルの小瓶」だ。
「『かがやきのこばこ』は魔法の種を保存するためのもの。種をいれると底がきらきら光るようになっています。作品の中で『種は魔法になりたくてうずうずしている』という言葉があるのですが、おもちゃは光ることで『うずうずしている』のを表現しているのかなと思います。種を組み合わせることによって魔法が生まれるという、他にない設定が気に入っています」
第2位 どれみタップ(1999年放送『おジャ魔女どれみ』)
魔法に憧れる小学3年生の春風どれみ。ある日、本物の魔女であるマジョリカと出会う。しかしどれみがマジョリカが魔女であることを見破ってしまったために、マジョリカは呪いによって魔女ガエルの姿になってしまった。マジョリカを元の姿に戻すため、どれみは仲間と共に魔女見習いの修行をすることを決意する。
「どれみタップ」はどれみたちが常にもっているコンパクトだ。中には見習い服や魔法を使う際に必要な杖、ほうきが収納されている。真ん中のボタンを押すと、それらのアイテムが身に着けられる大きさになって現れる。
「魔女っ子アニメでは、変身する時は自然と衣装を纏っていく作品が多いんです。でも『おジャ魔女どれみ』は、現れた見習い服を自分で着ないといけない上に、音楽が鳴っている間に着終わらないと服が消えちゃう。だから変身シーンは急かされていて可笑しいんです(笑)。
エピソードの中にはどれみが落としたタップを犬が起動させてしまい、犬が見習い服を着ているシーンもありました。本人だけでなく、動物にも魔法がかかってしまうんですよ」