第3位 ティンクルバトン(2001年放送『Cosmic Baton Girlコメットさん☆』)
ハモニカ星の王女・コメットさんは、ダンスパーティーから逃げ出したタンバリン星国の王子様を追いかけて地球にやってきた。地球で初めて出会った双子の兄妹の家に居候しながら王子を探すはずが、本当は地球に行ってみたかっただけというのが本音。地球に降り立ったコメットさんは、夢に向かって頑張る地球の子どもたちに感動し、それを魔法で後押しする。
そんな時に登場するのが、星があしらわれた「ティンクルバトン」。呪文を唱えて星の子たちから星力を集め、その力で魔法をかけるのだ。
「見た目はシンプルで使われている色も少ないのですが、上からみると実はバトンの先端部分が星型になっています。この形に気がついた時に『もしかしたら自分だけが知っているのかも』という特別感がありました。
先端のクリスタルパーツとバトンの本体部分の乳白色も、こういったおもちゃには珍しく、こだわりを感じます。コメットさんのようにバトンとして遊べるようにするためか、先端は少し柔らかめのプラスチックになっています」
第2位 封印の杖 2016年タカラトミー製(1998年放送『カードキャプターさくら』)
小学4年生の木之本さくらは、ある日、父の書庫で不思議な本を発見する。本には、この世に災いをもたらすという「クロウカード」が封印されていたのだが、思いがけず解き放ってしまうのだ。そこでさくらは「カードキャプター」として、散らばったカードを集めはじめる。
「封印の杖」はさくらがクロウカードを封印、または解除をするために使用するアイテム。普段は小さな鍵の形をしており、ペンダントとして身に着けているが、呪文を唱えると鍵から杖の姿になる。
「こうしたステッキはハートやリボンのモチーフが多いなか、これは鳥の頭のような珍しいデザイン。私が持っているのは再販されたものですが、羽やくちばしの曲線が原作とまったく同じで、原作ファンにとってもイメージ通りの仕上がりです。さくらちゃんがカードをかざして魔力を使うのと同じように、別売りのカードをかざすとちゃんと音がなる仕組みになっています」