1ページ目から読む
3/6ページ目

第3位 テクマクマヤコン(1988年放送版『ひみつのアッコちゃん』)

テクマコマヤコン(『ひみつのアッコちゃん』) 写真提供/みく太さん

 原作は赤塚不二夫で、過去3回に渡りアニメ化されている名作。小学5年生の加賀美あつ子(アッコ)は、あることをきっかけに好きな姿に変身できる魔法のコンパクトを鏡の精からもらう。コンパクトの力を使ってアッコは様々な職業に変身し、困っている人を助けていく。それが「テクマコマヤコン」だ。

「放送年によって若干の変更があるのですが、1988年放送のものでは、アッコちゃんがお父さんからもらって大切にしていた鏡をお母さんが割ってしまいます。悲しんだアッコちゃんが鏡のお墓を作ったところ、鏡の女王様からプレゼントされたのがテクマクマヤコンです。このテクマクマヤコンは150万個近く売れて大ヒット商品となり、魔女っ子おもちゃ人気の火付け役にもなりました。

テクマコマヤコン(『ひみつのアッコちゃん』) 写真提供/みく太さん

 変身するときには『テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ~』と唱え、元に戻る時は『ラミパス ラミパス ルルルルルー』と唱えます。少女時代に唱えてみたことがある方も多いのでは?」

ADVERTISEMENT

第2位 ロザリオ(1999年放送『神風怪盗ジャンヌ』)

ロザリオ(『神風怪盗ジャンヌ』) 写真提供/みく太さん

 女子高生の日下部まろんはジャンヌ・ダルクの生まれ変わりで、巷を騒がす怪盗ジャンヌの正体だ。準天使のフィン・フィッシュとともに、美術品に憑依する悪魔達を封印し回収していた。ところがある晩、謎の怪盗シンドバッドが現れ、「君に怪盗をやめさせたい」と宣戦布告される。

 まろんが怪盗ジャンヌに変身するときに使うのがロザリオ。十字架の中央にある宝石に、天使の力を注ぎ込んでもらうことで変身することができる。

「主人公のまろんちゃんがメインヒーローの稚空からもらったペンダントが、やがてジャンヌ・ダルクから力をもらってロザリオに変化します。好きな人からもらったものが変身アイテムになるのが素敵ですよね。おもちゃには変身モードと占いモードがついているのですが、作品の中でもまろんちゃんが初めて手にした時に使い方が分からず、戦いの最中に占いモードになってしまう場面もありました」