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自分の経験を話し、さまざまな人の経験も聞くことが、生きやすい世界を作っていくのかもしれない。インタビュー中、菊池さんはこれからの社会に思うことをこう話してくれた。
「今の子どもたちが自分で家を出られるくらいの年齢になった時に、ためらうことなく出られる世の中にしたいなと思っています」
菊池真理子
漫画家。埼玉県出身。アルコール依存症の父との生活を描いたノンフィクションコミック『酔うと化け物になる父がつらい』(秋田書店)が話題に。毒親に育てられた子どもたちの体験談を綴った『毒親サバイバル』(KADOKAWA)、依存症の謎に迫る『依存症ってなんですか?』(秋田書店)などを刊行。
取材・文=有竹亮介(verb)