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高額メニューを選ぶと逆にボディが汚くなることも…!? 意外と知らない「正しい洗車機」の使い方とは

2022/04/03

 車が汚れていたとしても、走る機能には支障がないかもしれない。とはいえ、せっかく高い買い物をしたのだから、キレイに維持するに越したことはない。

 しかし、思いのほか洗車は面倒である。自分で洗うのは手間がかかるし、集合住宅などではいちいち洗車場まで出かけなくてはならない。かといって、ガソリンスタンドに手洗いを頼めば高くつく。機械洗車もメニューがやたらと多く、何を選べばいいのかよくわからない。

 なるべくコストも手間もかけずに、車をキレイにしておく方法はないものか。「手軽にできる洗車」の正解を導き出すべく、ガソリンスタンドのベテランスタッフをはじめ、洗車のプロたちに話を聞いた。

コスパなら洗車機…でも安いメニューで大丈夫?

 コストと手間を考えると、効率的なのは洗車機である。セルフ式のガソリンスタンドなどに設置されているドライブスルー方式であれば、店員に預ける手間もなく、500円前後から利用できる。洗車後のブロー機能もついているから、拭き上げの手間もほとんど必要ない。

©iStock.com

 しかし実際、洗車機だけで車はキレイになるのだろうか。

「洗車機も年々進化しています。昔はボディ形状によって洗い残してしまう部分も多かったんですけど、今の洗車機は非常に多くのセンサーでボディ形状をスキャンしていますから、下手に人間が洗うよりキレイだったりします」(ガソリンスタンド洗車担当A氏)

 たとえば洗車機メーカーの大手「株式会社ダイフクプラスモア」の公式情報を見ると、「3808本に相当するビーム」によって車両の形状をスキャンし、それに応じてブラシの動きや圧力を変えるシステムが導入されている。

「こうした技術はもちろん、一番安いメニューでも用いられています。もちろん、ミラー周辺やホイールの内部など洗い残しやすい部分もありますが、全体的な精度の高さを考えると、コストパフォーマンスはかなり高いと思いますね」(同上)

 ドライブスルー方式の洗車機で選択できるコースは基本的に5~8つほどである。「高いものでないとキレイにならない」と思えてしまうが、安いメニューでも一定の洗浄力は担保されているわけだ。