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「文具にかける金額は年間200万円」「自宅には段ボール200箱分の文具」海外でも活躍する“文具マニア”がハマった“沼”への入り口

文具ソムリエール・菅未里さんインタビュー#1

note

年間200万円くらい購入した年も…!

――文具は実際に購入されるのですか?

 買う事が多いです。

――結構お金がかかりますよね。今までの購入総額はいくらでしょうか。

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 総額はちょっと怖くて計算してないんですけど、一番多い時で年間200万くらい買っていた事があって、このままだと破産するなって思いました(笑)。

――年間200万円はすごいですね。購入したものはすべてご自宅に?

 自宅にあります。でも廃番だったり、型が変わったり、お仕事で紹介できないようなものは、取っておいてもどうにもならないですし、仕事で紹介する際に取り違えてしまう危険があるので、そういった文具は家族に譲ったりしています。

――今まで購入した中で一番高級なものは?

 モンブランの万年筆で20万円くらいです。キャップの先の部分にモンブランのロゴの形にカッティングされたダイヤモンドが入っているものです。これは大きな仕事が決まった時のご褒美として買いました。書き味もすごく良くて気に入っているんですけど、落としたら嫌だから出張には絶対持って行かないです(笑)。

20万円で購入したモンブランの万年筆 提供:菅未里
キャップ部分にはモンブランのロゴの形にカッティングされたダイヤモンドが 提供:菅未里

引越し時には、文具だけで段ボール200箱分

――ご自宅には何点くらいのアイテムがあるのでしょうか。

 数えた事がないんですよ。去年、引っ越しをしたんですけど、その時は文具だけで段ボール200箱分くらいありました。

©文藝春秋 撮影・上田康太郎

――すごい量ですね。すべて把握されているのですか?

 いえ、結構分かんなくなります(笑)。「あれ? 買ったのにな……」っていう、買ったはずなのに無いみたいなことはありますね。100%把握はできていないです。たまに間違えて同じものを買っちゃったりします。

――筆記用具をはじめ、ホチキスやハサミなど様々な商品がありますが、菅さんが一番好きな文具はなんでしょうか。

 難しいですね……。やっぱり筆記具類、ペンとかとノートですかね。一番使うので。