女子大生を狙った下着ドロを現行犯逮捕
なかでも印象に残るのは、ひとり暮らしの女子大生を狙った下着ドロを現行犯逮捕した時のテレビ東京の映像や。この男は女子大生の留守を狙って何度も住居に侵入し、洗濯機の下着を物色していた。もし被害者が在宅中で鉢合わせしていたら、強制わいせつや強姦に発展する恐れもある。早急に男を捕まえる必要があった。
粘り強い捜査の結果、20代の学生風の男が容疑者として浮上した。男が再び侵入すると踏んだワシは、女子大生宅のドアが目視できる周辺マンションの踊り場に、張り込み員を配置した。容疑者の行動確認を徹底し、現行犯で逮捕する捜査方針を固めたのである。
再び男がやって来ると睨んだその日は、女子大生宅内に捜査員を配置し、周辺も捜査員で取り囲んだ。容疑者が部屋に入って犯行に及ぼうとした瞬間、室内の捜査員が一喝し、それを合図に捜査員が一斉に踏み込む作戦だった。
当日、狙い通り被疑者が女子大生宅の周辺に姿を現した。ドアノブに手をかけ部屋に侵入する場面も、ばっちりカメラに収めている。そして、容疑者が部屋に入った瞬間だった。
「何しとんじゃコラァ！」「現逮じゃ、オラァ！」「ゴメンナサイで済む話ちゃうぞ～！」
室内で息を潜めていた捜査員、一斉突入した捜査員たちの怒号が飛び交うなか、男はあえなく御用となった。住居侵入の現行犯を逮捕し、その場面をテレビで放送するのは前代未聞のことだった。
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