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BIGBOSSの印象は?

斎藤 春のキャンプの時に球団への感謝の意味で、バッティングピッチャーを務めたのですが、その時にお会いしました。爽やかでカッコ良かったですよ。

「選手をスターにしたい。ピッチャーのこと教えてよ」と言われましたけど、僕には教えるほど実績はないのでやんわりお断りしました(笑)。でも、久しぶりにチームメイトと顔を合わせ、本当に楽しかったです。やっぱり野球はいいなあ、って。

 ただ、60球ぐらいしか投げていないのに、翌日は体がバリバリに張ってしまいました。でもチャンスがあれば、また体を作ってバッティングピッチャーやりたいですね。

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「新庄さんのパフォーマンスに選手はかき乱されているんじゃないか心配していた」と笑う斎藤さん

――BIGBOSSになってチームの雰囲気は変わりましたか。

斎藤 新庄さんのパフォーマンスに選手はかき乱されているんじゃないかとちょっと心配していたんですけど、全く変わっていませんでした。選手たちに色々話を聞いても、凄くやりやすいと言っていたし、今まで通り選手は自分のやるべきことを淡々とこなしている感じでした。

 栗山さんの時代からそうでしたけど、ファイターズは選手ファーストのチームなんです。新庄さんのパフォーマンスに目を奪われがちですが、選手ファーストの考えは変わっていないし、選手がのびのびしています。

 ファイターズの試合はやっぱり見ちゃいますね。開幕戦からなかなか勝てず、3月31日に初勝利を挙げたときはもうめちゃくちゃ嬉しかった。勝利投手は仲のいい後輩の立野(和明)だったから尚更。

 寂しい感覚はないですね。僕はファームにいる時間が長かったので、現役の時からチームの試合はテレビで見ていたし、感覚的にはその頃と同じですね。

(撮影:深野未季/文藝春秋)

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