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2つの燻製した食材に注目
つゆをひとくち飲む。かつお出汁がよく利いた透き通ったきれいなつゆである。ベーコンは程よい塩味で肉はしっとり、コロモはからっと揚げられている。そしてうずらの玉子の天ぷらをかじって驚いた。この燻製香が実につゆに合っているのだ。ベーコンも燻製されているので、このそばには「2つの燻製した食材がのっている」ことになる。ドラマ『いぶり暮らし』の「いぶり」に掛けた商品というのも納得である。なお「燻製風味のうずらとベーコン天のそば」は食材在庫によるが最長でゴールデンウイーク明けの5月9日までの販売で終了になるという。
そばにベーコンといえば、千代田区半蔵門にある「そばうさ」の「バジル冷そば」に登場するくらいで、トッピングとしてはマイナーであった。「しぶそば」のベーコン系のそばは従来にない新しい展開といってもよいだろう。
ベーコンを使ったそばが続々登場
ところでベーコンの話題は「しぶそば」さんだけでなく、ここに来てさらに面白い意外な展開を見せている。東京近郊の個人経営の立ち食いそば店4店(梅島の「雪国」、新丸子「山七」、矢口渡「まる美」、秋葉原「川一」)がベーコンを使ったそばを4月23日頃から発売するというニュースが入ってきた。
実はこの話は、去年11月に個人経営の4店舗が始めた「シャウエッセンそば」の第2弾として練られていた企画で、一部店舗が都合により入れ替わって行われるという。
どんなベーコンのそばが出来上がったのか、「しぶそば」とどこが違うのか見てみることにしよう。